【神戸】御影の街とMAMEHICO_その4

みなさん、こんにちは。
MAMEHICO神戸・御影店長の渡辺臣将です。

前回の続き。

御影のお店がオープンしてからの3か月間は、プレオープン期間ということで、内装工事の続きを行ったり、メニューを徐々に増やしたりと、僕たち夫婦にとって「慣らし運転」の時間だった。

とはいえ、毎日できないことばかりで、自信をなくすことも多かった。
あれだけ仲の良かった夫婦も、毎日のように喧嘩が絶えなかった。笑

そんな日々を過ごす中で、少しずつできることが増え、地域のみなさんとのつながりも深まり、イベントも開催できるようになってきた。

そして次に、「あのスペース」に着手しようということになった。
御影ガーデンシティの入り口すぐのガラス張りの区画のことだ。

井川さんは当初から「入ってすぐのところが空きテナントじゃ寂しいじゃん。ここも借りようよ」と言っていたが、家賃がそれなりにかかるため、経費がかさむことにビビっていた自分は、まずカフェの方から着実に、という考えだった。
しかし、井川さんに「シゲ、あそこどうなってんの?」としびれを切らされ、渋々契約することになったというここだけの話もある。笑

最初はギャラリースペースとしてスタート。
骨董を並べたり、いくつかの作家さんの個展を開催したりしたが、カフェの運営で手一杯で、片手間でギャラリー運営なんて到底無理な話。
しばらくの間は、イベント時の楽屋や倉庫スペースとして使っていたが、それでは勿体ないという思いが募っていた。

やはり夫婦二人だけでは難しいのかも、と悩んでいた頃、お客さんだった池田さくらがスタッフになってくれた。
さらに、東京のお客さんだった水野知帆もスタッフとして加わってくれることになった。

仲間が増えたこともあり、あのスペースを本格的にリニューアルすることになった。
そうして誕生したのが、MAMEHICOのセレクトショップ「御影MINI」だった。

御影MINIがオープンしてから、確実にお客さんの流れが変わった。
テイクアウトして美味しかったからとカフェに来てくれたり、カフェのお客さんが帰りにMINIでお土産を買ってくれたりと、さすが井川さんの先見の明だと感じる事が多々起こった。

このMINIができたことで、新たなお客さんはもちろん、この地域で頑張っているお取引先様とも多く出会うことができた。
まだまだ微力ながらも、少しずつ御影の街に根を張り、この場所が人々に愛される空間として成長していけたらと願っている。
これからも、この街と共に歩み続けていけることが楽しみで仕方ない。

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