皆さん、こんにちは!このたび新たにMAMEHICOさんと一緒に活動させていただくことになった、長沼です。よろしくお願いします。
MAMEHICOさんは今後糸島での活動を計画されており、現在その拠点となるカフェを作っているところです。カフェは福岡県糸島市岐志の山中にあり、2024年9月にオープンするそう。
建物自体はすでにあるものを使い、内部をリノベーション中とのこと。筆者はこれから、こちらのカフェの改装工事を定期的に取材し、その進捗状況を記事で皆さんにお伝えしていきます。
さて、建物の内部に入って行く前に、カフェの周りの景色を見てみましょう。
カフェは山の中にあるので、緑がいっぱいです。
下の写真の中央に見える木の上部にはウィンドチャームが取り付けられているらしく、周辺一帯に心地よい音色を響かせていました。
そしてこちらが、カフェの駐車場になる場所。現在はまだぬかるんだ土の状態ですが、今後重機などが入って整地していくことでしょう。
駐車場とカフェの間には、このように大きな石がゴロゴロと転がっていました。石は普段なかなか目にしないような大きさで、まさに巨石。よく糸島の山に登る筆者も、これには驚きました。
このままでは駐車場からカフェまでの行き来が大変なので、こちらの方も今後整備していくのだそうです。最終的には石の階段を作り、カフェの入り口まで行けるようにするとのことでした。
さてそれでは、改装中のカフェの内部に入って行きましょう!
筆者が内部に入ったときには、ちょうど窓の構造や寸法について話し合いが行われているところでした。こちらの窓は、工事後は出入りできなくなるそうです。
下の写真の左から2番目の方がMAMEHICO店主の井川さん。右端の方がスタッフの草ケ谷さんです。
そしてこちらの写真の中央に写っている方が、今回の工事の監督をされている、大工の棟梁の加賀田さんです。
加賀田さんは図面を取り出したり、柱に印をつけたりしながら、さまざまな業者の方々と寸法や配置、構造について話し合っていました。
下の写真の画面中央に見える梁には、2024年2月10日に雷山の杉の木を「新月伐採」したものを使っているのだそう。
新月伐採とは文字通り、新月の日に木を伐採すること。
新月に伐採した木は、腐りにくい・カビにくいなどの特徴をもち、色つやと香りも良く、丈夫で良質な木材になるといわれています。
梁だけでなく、カフェの木材はすべて糸島の杉の木を使っているそうです。
天窓から降り注ぐ日の光がまぶしいですね~。
そしてこちらは、水回りの材質や構造について話し合っている場面。
トイレや水回りは汚れやすいため、掃除しやすいように壁をタイルなどにするそうです。
話し合いの中で「腰壁」という言葉がたくさん出てきました。草ケ谷さんにその意味を尋ねたところ、だいたい腰までの高さの壁のことで、壁の下の部分とのことでした。
腰壁と呼ばれる部分は人の足が当たるなどして傷ついたり汚れたりしやすいため、壁の上の部分に比べて頑丈な素材を使うそうです。
その一方で店内の壁の上の部分は比較的傷ついたり汚れたりしにくいので、デザイン性を高めるために塗装したりタイルにしたりするそう。
壁については特に、機能性とデザインの素敵さをうまく擦り合わせることが大事であるようです。たしかに機能性一辺倒の壁だったら、お店の雰囲気が単調でつまらないものになってしまうかもしれませんし、逆に見た目の良さだけを追求した場合は汚れたり傷ついたりして、それはそれでお店の雰囲気を悪くしてしまいますよね。
現段階ではこのように、店内の内装の細かい部分について複数の業者さんが集まって話し合い、寸法や配置、素材について決めていきます。
オープン後のカフェの店主になる草ケ谷さんによると、「わずかな寸法や配置の違いが、カフェオープン後の使いやすさに関わってくるので、打ち合わせはおろそかにできません」とのこと。
この段階はカフェの未来を決める大事な局面であるらしく、加賀田さんも他の業者さんたちも、井川さんや草ケ谷さんもみんな、真剣な表情で話し合っていました。
カフェの工事について大まかな流れを説明すると、6月の間はここまで見てきたような寸法や配置の話し合いを行い、徐々に工事に取り掛かり、7月にはさらに細かい打ち合わせをして、8月にカフェが完成するそうです。
そしてカフェがオープンするのが、2024年9月21日。21日から23日までが3連休なので、その3日間はキッチンカーなどを呼んでオープニングセレモニーを開催するそうです。
カフェの工事の進捗については、今後も定期的に取材を行って記事にしていくので、楽しみにしていてくださいね。
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