みなさん、こんにちは。MAMEHICO神戸・御影 店長の渡辺 臣将(しげまさ)です。
去年から、MAMEHICOに突如として現れた存在があります。
それは「たぬきケーキ」です。
始まりは、去年のバレンタインデーウィーク。
特別メニューをどうするか、いつものように東京と企画会議をしていました。
「今年は、めちゃくちゃ良いチョコを使ったガトーショコラをやろう」
これは満場一致。
実際にやってみたら大好評で、今ではすっかり冬の定番メニューになりました。
ほかにも、チョコレートクッキーをテイクアウトで出してみたり、バレンタインブレンドという特別な珈琲をパッケージまで含めて用意してみたり。
まあ、ここまでは想定内の、ちゃんとしたバレンタインです。
ところがある日、その企画用チャットに、ぽつんと流れてきたワード。
「たぬきケーキ」
……はい?
どうせ、またいつもの井川さんのおふざけでしょ、と。
毎度の冗談だろうと、完全にたかを括っていました。
ところが数日後。試作品の写真が、しれっと送られてきたんです。
そこには、ハートの旗を携えた、かわいいたぬきのケーキが、どーん。
一同、絶句。
「え、これ、まじでやるんですか?」
スタッフ大混乱。笑
すると井川さん。
「え、やるんだよ」
いやいやいや。
こんなの、作れる気がしない。これはやばい、と本気で思いました。
というわけで、なぜかそのためだけに、夫婦で東京へ。
たぬきケーキ研修(?)です。
もちろん、チョコロールケーキは生地からすべて手作り。
たぬきの顔の「整形」(と言っていいのか分かりませんが…笑)が、とにかく難しい。
ちょっと目がずれるだけで、別の生き物になる。
でも、不思議なもので。
作っているうちに、一匹一匹、表情が違ってくるんです。
どれも妙に愛らしくて、正直、売れていくのが悲しいくらい。
こんな気持ちになるデザート、たぬきケーキくらいです。
見た目は、どう見ても可愛い。
でも、味も本気。
少しビターな最上級のクーベルチュールチョコレートをたっぷり使ったチョコロールケーキ。
中にはラズベリージャムの酸味がきいていて、甘いだけじゃ終わらない、大人の味わいです。
昭和のケーキ屋さんで作られていた懐かしい「たぬきケーキ」を、MAMEHICOなりに、ちゃんと美味しく、ちゃんと真面目に。
今年も、あの事件が帰ってきました。
ぜひ、会いにきてくださいね。



