こんにちは。MAMEHICO神戸・御影 スタッフ池田さくらです。
先日、神戸のお店に中学生の男の子 M君がお手伝いに来てくれました。
兵庫県には「トライやる・ウィーク」という、中学2年生が約1週間、地域の仕事や福祉の現場に入って過ごす取り組みがあります。
そこでの経験を通して「生きる力」や「心の豊かさ」を育むことを目指したものです。
以前からお母さんと一緒に何度もMAMEHICOに来てくれていた M君。
「トライやる・ウィークではMAMEHICOで働いてみたい!」と担任の先生に伝えてくれて、学校からご連絡をいただきました。
そこから話が進み、今年ははじめて神戸店も参加する流れとなりました。
少し緊張した面持ちでエプロンをつけた M君はカフェが好きで、お料理やお菓子づくりも好き。
お気に入りのMAMEHICOメニューはチキンカレー。
最近はガトーショコラをよく作ると話してくれました。
その日ちょうど、キッチンはガトーショコラの仕込みの日。
私も嬉しくなってあれこれ見てもらいながら、一緒に手を動かしました。
ホールでは、テーブルごとに自己紹介をしながらお料理を運んだり、下げものをしたり。
丁寧に取り組む様子が印象的でした。
気づけば御影スタッフ、それからお客さんも、店じゅうのみんなが彼の姿を見守っていました。
実は私の娘も中学生の頃、トライやる・ウィークを心待ちにしていましたが、当時はコロナの影響で中止に。
今でも残念そうに話します。
母としても「行かせてあげたかったなぁ」という思いが残っていたので、今回こうして別の形で関わる機会に巡り合えたのが、とても嬉しかったです。
無事にお仕事が終わったあと、「お疲れさまでした」と声をかけると、「まかないのカフェオレ、美味しかったです!」とにっこり。
14歳で心が動いたことは、きっとその人の中で長く鮮やかに光り続けます。
短い時間でしたがMAMEHICOで見た景色や、感じた気持ちが、輝きの種になっていたらいいなと思います。
M君また来てね、待ってます!



