こんにちは。MAMEHICO神戸・御影スタッフの水野知帆です。
先日、「暦の手帳」のロケがありました。
台本を読むと、知らなかった御影の歴史や姿が描かれていて、とてもワクワクしました。
今回は井川さんたち撮影隊に同行させてもらいましたが、何度も何度もテイクを重ねる姿が印象的でした。
セリフの違い、通り過ぎる車の音、カメラのピントが一谷先生にうまく合わないこと、電波の不調による音声トラブル…。
技術的なことから、公共の場ならではの出来事まで、いろんなハプニングが起こります。
外での撮影なので、日もどんどん傾き、気温も下がっていきます。
そんな中でも粘り強く撮り続け、最終的に十回以上やり直した場面もありました。
だからこそ「OK」が出た瞬間には、思わず自分までホッとしてしまいました。
公開された動画を見るときは、どのシーンも“奇跡のワンシーン”だと思ってもらっていいと思います。本当です。
そうして積み重ねたシーンでできあがった映像は、とても美しいんです。
いつもただ通り過ぎていた、なんてことない道が、「暦の手帳」の中ではドラマチックに映っている。
初めて映像を見たときは、そのことに驚きました。
ふつうは逆ですよね。
私も「これは映像に残しておきたい!」と思った場面に出会うと、スマホで撮ってみたりしますが、見返すとたいてい「実際はもっとよかったのにな…」と思ってしまいます。
そのたびに、「感動した瞬間は、自分の目でしっかり見て、心に焼きつけておけってことなんだな」と納得していました。
でも、「暦の手帳」を見ていると、ちゃんとそのとき感じた空気を、誰かに伝えられるんだと分かって。
そう思うと、納得したフリをして、簡単に諦めていた自分がちょっと恥ずかしくなりました。
伝えるためには、技術だけじゃなくて、あきらめない粘り強さや、集中力を保つ体力、仲間と協力し合うコミュニケーション力——いろんな力が必要なんですね。
精進あるのみです。
神戸でのロケは、今後も定期的に行う予定です。
一緒に作品づくりをしてくれる方も募集中です。
カメラが濡れないように傘を差す、機材を積んだ車を運転するなど、できることはいろいろあります。
ぜひ、ご応募お待ちしています。



