花のようないちじく

こんにちは!MAMEHICO東京スタッフの前島由紀です。

みなさん、もう〈いちじくのパフェ〉は召し上がりましたか?
このいちじくは、神戸・御影の農家さんからわざわざ取り寄せているものです。

いちじくって、漢字では「無花果」と書きますよね。
外からは花が咲いていないように見えますが、実はいちじくを割ったときに現れるピンクのつぶつぶ──あれが花なんです。
果肉の中に花が咲くなんて、不思議ですよね。
世の中は、自分の知らないことであふれています。

オーダーが入り、半分に包丁を入れると、白い果肉に薄ピンクの種がのぞき、なんとも芸術的な美しさ。
そのカットされた断面が、パフェグラスの中で花が咲いたように並びます。
真ん中には真っ白なヨーグルトゼリーとミルクアイス、そして紫色の葡萄がちょこんとのっている──そんな少し不思議で愛らしいビジュアルです。
テーブルに運んだときのお客さまの「わぁっ」という驚いた顔が印象的なんですよ。笑

どんなふうに食べるかは、もちろん自由です。
私はまず、パフェをじーっと見つめて、いちじくの“花”の美しさを堪能します。
そして主役のいちじくをひと口。
品のいい香りがふわっと広がって、まるでシナモンのよう。秋ですねぇ。

次に、真ん中でお花の芯のように鎮座している葡萄をいただきます。
そしていよいよ、パフェの中心部分へ。
さっぱりとした口溶けのミルクアイス、爽やかな酸味のヨーグルトゼリー、カシュカシュのフレーク、そしていちじく。
それぞれが重なり合って、口の中に広がるハーモニー。
アイスの上にとろりと添えられた爽やかなハチミツレモンの酸味が、いちじくの甘みをいっそう引き立てます。
……さすがです! お、美味しい。参りました。笑

まだまだ蒸し暑い日もありますが、そんなときはお好みのアイスティーと一緒にどうぞ。
私は、キンと冷えた白ワインとのペアリングもおすすめです!

いちじくの旬は短く、このパフェがいつまでお出しできるか、私たちにもわかりません。
ぜひ、秋の味覚を美味しいうちに。
お仕事帰りやおやすみの日の秋の昼下がりに、ぜひ召し上がってみてくださいね。