こんにちは。MAMEHICO東京スタッフの草ヶ谷美香です。
群馬・桐生のMAMEHICO紫香邸では、この秋から「庭づくり遠足」をはじめます。
紫香邸は、古い一軒家をまるごと生かしたお店です。
庭には、これまでの持ち主さんが育ててきた草木が、今も息づいています。
その庭を引き継ぎながら、ここかMAMEHICOらしい庭を、仲間とともに育てていけたらと思っています。
たとえば、四季折々の草花を植える。
小さな畑をつくって、野菜を育てる。
そんなふうに、みんなで少しずつ形にしていきます。
MAMEHICOでは、北海道で10年にわたり「ハタケマメヒコ」というプロジェクトを続けてきました。
お店で使う小豆や黒豆、かぼちゃを、種まきから収穫まで──
無農薬で、井川さんやスタッフ、そしてお客さんと一緒に育てていく取り組みです。
自然と向き合う日々のなかで、多くの人が集まり、ゆるやかなつながりができ、作物を育てるだけではなく、人と人との関係も、育っていたように思います。
実は私も、10年前、会社員として働いていたころに、北海道の「ハタケマメヒコ」に参加したことが、MAMEHICOに関わるきっかけでした。
当時27歳。引っ込み思案で、これからどう生きていこうかと迷っていた私でしたが、「生き物が好き」という気持ちに背中を押されて、勇気を出して参加してみました。
そこでMAMEHICOの「生真面目さ」と「不真面目さ」の絶妙なバランスに惹かれ、気づけばスタッフになっていました。
あのとき、一歩踏み出して本当によかったと思っています。
この紫香邸のまわりには、古い空き家や使われていない畑もあります。
もし借りることができれば、近くの古民家を改装して新しい拠点をつくったりすることもできるかもしれません。
畑を広げて、育てた作物をみんなで調理して食べるような日が来るかもしれません。
庭からはじまる小さな取り組みが、少しずつ輪を広げ、地域に根づいていく──
そんな未来を考えると楽しいなと思います。
手を動かすのが好きな方、自然に触れたい方、暮らしに少し変化を加えたい方──
庭を通じて、MAMEHICOに関わってみませんか?
参加希望の方には、事前に東京か桐生で、気軽にお話しできる時間を設けます。
合否があるわけではありません。
お互いを知ってから、一緒に庭に立てたらうれしいです。
真夏は作業が厳しいため、スタートは秋から。
あなたの手で、この場所のこれからをつくってみませんか。
ご参加、お待ちしています。

庭の手入れや準備・片付けなど、現場の力が欠かせません。 旅の気分で、時には土にふれてみませんか?



