こんにちは!MAMEHICO東京スタッフの前島由紀です。
今、バレンタインのイベントとして、期間限定のメニューでたぬきケーキをお出ししています。
たぬきケーキと聞いて、あーあれね!と、想像のついた方は、昭和世代ですね。笑
たぬきケーキとは、昭和40年〜50年代に流行った、生クリームがまだあまりなかった時代に作られていた、たぬきの顔を模したバタークリームのチョコレートケーキ。
MAMEHICOがそのたぬきケーキを「バレンタインといえばたぬきでしょ!!」と、井川さんの鶴の一声で何故か作ることとなりました。笑
たぬきケーキは、まず、たぬきの顔をバタークリームで作ります。
バターを常温に出して柔らかくしておきます。
それをハンドミキサーで白っぽくなるまで混ぜてから、卵白と、水飴状にしたお砂糖をいれると、ふわっと軽いバタークリームになるんです。
MAMEHICOのバタークリームは北海道産の上質なバターを使っているので、軽くて口溶けが良いのが特徴です。
出来上がったバタークリームを、デコレーションに使う絞り袋に入れ、たぬきの頭蓋骨の部分!?となるものを作ります。
大きく絞れば大きい頭、小さく絞れば小さい頭のたぬきができあがります。
まるーい感じで絞れれば可愛いたぬきになりますが、なかなか思うように絞れません。んー、難しい。
頭蓋骨!?を冷蔵庫で固めてから、常温に出し、上からチョコレートをかけます。
これがたぬきの皮膚?毛?になるのです。
このかけるチョコレートの温度がなにより大事で、35℃〜40℃。
それよりも温度が高いと、バターで作った頭蓋骨が溶け出て!?しまい、なんとも悲惨です。
なんとか上手にかけ終わったら、今度は固まりきらないうちに、たぬきの目の周りの部分を指でつまみます。
すると、下のバタークリームがチョコの下から少しみえて、たぬきの目の周囲ができあがります。
これも少し垂れ目を意識すると、可愛いたぬきになるのです。
あとは軽くローストしたアーモンドスライスを耳に見立てて刺します。耳は少し短い方が可愛いです。
そこに、バタークリームで細く絞り出し、白目を入れ、チョコで黒目を入れていきます。
ちなみに、たぬきの胴体はまた別の工程で、ココアスポンジを焼き、MAMEHICOのラズベリージャムとチョコクリームをスポンジに塗り、ロールケーキとして巻きます。
これをカットして立てるとたぬきの胴体が完成。
MAMEHICOのキッチンはたぬきケーキだけを集中して作っているわけじゃないから大変です。
ドライカレーとたぬきが同時に入ったり、お会計が入ったりするとまあ!大変なんです!
大変だけど、たぬきの顔を一から形成して1つ1つ目や耳をつけていくと、まるで命が吹き込まれたように愛おしい一匹のたぬきが完成する。少々不恰好なたぬきでも愛着はひとしおです。
ひとつ告白すると、私の作ったたぬき。実はあまり可愛くできてない、それをいま悩んでいます。
ついつい他のスタッフのたぬきと比べて、「みんなのは可愛いな、それに比べて私のは、、、」と思ってしまうのです。
でも井川さんはMAMEHICOのあらゆることに対して、均一じゃないことを咎めたりはしません。
むしろ、それぞれがあっていいという考えのようです。
ただ、チャーミングじゃないもの、投げやりのものはすごく嫌がります。
だからわたしも、自分が可愛いと思うたぬきを一生懸命に作ろうと、いまは自分を励ましています。
バレンタインの期間限定で、お店で食べられる期間は短いので、ぜひ一度、私たちのたぬきに会いにいらしてくださいね。

2025.1.30〜2.17
Valentine week
カフェマメヒコ三軒茶屋店
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