重なりあう関わりの楽しさ

こんにちは。MAMEHICO東京スタッフの飯塚友美です。
ほぼ毎日、三軒茶屋店で働いています。

子どもの頃からタレ目でニコニコしているせいか、笑顔だけは本当によく褒められました。
この笑顔こそが、私の唯一といっていい取り柄。

けれど社会人になってからは、「苦労を知らないね」と言われることも多く、笑ってごまかしてきた自分に、だんだん行き詰まりを感じるようになりました。
思い返してみれば、人や物事に真剣に向き合った記憶もあまりなく、ただニコニコしてやり過ごしてきたのは、たしかにそうだったのです。

そんな私も、MAMEHICOで働くようになって10年。
紆余曲折ありながらもここまで続けてきました。

先日、ホームページの「キッチンサポートスタッフ募集」の欄から応募があり、とある女性とお会いしました。

ちょうど20周年パーティーをやっていた日に、三軒茶屋店の前をランニングで通りかかり、
「すごい人数が集まっているけど、この集まりはなんだろう?ただのお客さんじゃなさそう…」
とホームページを調べたのがきっかけだったそうです。笑

MAMEHICOにコミュニティがあることを知り、興味を持って応募してくださったとのこと。
とんとんと話が進み、お手伝いをしていただくことになりました。

その日は、主にかぼちゃをカットして蒸し、それをプリン用に計量する作業をお願いしました。
本当に特別なことではないのですが、大きなかぼちゃや大きなオーブン、大量にできるかぼちゃペースト――。
どれも新鮮に映ったようで、とても楽しそうに取り組んでくださいました。

作業のあと、プリンと珈琲を召し上がっていただいたのですが、「美味しい!すっごい美味しい!!!」と、初めてお会いしたときはかしこまっていたその方が、子どものようにはしゃがれていて、こちらがびっくりするほど。
お客さんが「楽しい!」と思えることと、わたしたちの「助かる」が重なって成り立つ、この関わり方は本当に面白いなぁと思いました。

かぼちゃも、慌ただしい中で淡々とスタッフに切られるより(笑)、にこにこと切って蒸してくれる人がいる方が、ずっと幸せ。
もちろんその方がお客さんも喜んでくださるに違いありません。

わたしたちスタッフにとっては当たり前になってしまっていることが、決して当たり前ではない。
その日は、そのことを改めて教えていただいた気がしました。

次はどんな方とご一緒できるのか、今からちょっとワクワクしています。

 

各店でメンバーと一緒に店づくりをしています。ちょっと手伝ってみたい方に、7つのお手伝い班をご用意しました。