みなさん、こんにちは。MAMEHICOの星野美津子です。
普段は地元の群馬県桐生市でMAMEHICO紫香邸の運営をしています。
年明けからM=HicoでYouTube連続ドラマ『ノッテビアンカ』を紹介しています。
ドラマでは大向トシコ役を演じています。
この回「 Trauma vol.5 Act.1」は後半への折り返しで、登場人物に様々な変化が訪れます。
4話までのトシコは問題に怯え、狼狽え、無気力になったりと中々殻から抜け出せずにいます。
ところが5話でトシコは思い切った行動に出ます。
いまドラマを見返しても、クリスマスの日、秋葉原へ出たトシコの表情は今までと違います。
撮影スタッフからも「トシコの顔が明るくなった」と言われました。
実はここだけのはなし。はじめ台本を読んだ私は、大きなショックを受け、しばらく寝込みました。
というのは私のセリフに
「今日のパンティ、真っ赤なTバックなの。フフ。お父さんにはもちろん内緒」
というあまりに恥ずかしい、「こんなこと言えない」セリフが書かれていたからなのです。
ドラマを見た人から「星野さんっていやらしいのね」と誤解されたりしたらどうしよう、嫌だ。
「こんなこと私にはできない。このままドラマを降りると井川さんに申し出よう…」とさえ考えました。
力を失い、家でゴロゴロと横になっていたとき、ある声が聞こえたのです。
「どうせ降りるなら、ひとまずその真っ赤なTバックとやらがどんなものなのか、検索してから降りなさい」、そんな言葉が聞こえたのです。
私はさっそく、「真っ赤なTバック」と検索しました。
すると、「うわーーー」。あんなものや、こんなもの。いろんな真っ赤なTバックがずらりと出てきたのです。
そこには私の知らなかった世界が開けていました。
そのなかのひとつに、上品で可愛いレースのものをみつけました。
「あら、かわいい。これなら履いてみるのもありかもね」。
自然と前向きな気持ちになれた私。
赤い下着は運気を上げるという、昔の言葉も思い出し、私はトシコを演じきる覚悟を決めました。
どういうわけか、今思い出しても、このはなしはドキドキします。
このドラマで演じるという体験をするまで、私は極度の恥ずかしがり屋でした。
恥ずかしいことするなんて嫌と思っていたのですが、それがどうでしょう。
自分の中にいる恥ずかしがり屋の私を、いまは客観的に眺める余裕さえ出ているのです。また、演じたい。
MAMEHICOでみんなと一緒にものづくりをして、いろんな経験したことが、自然と自分を作っているんだなと最近とみに感じます。なんともありがたい日々でございます。

連続ドラマ「ノッテビアンカ」
全8話(vol.1〜8 Act.1,2,3/24回)
Trauma vol.5 Act.1 こちらから
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