みなさん、こんにちは。MAMEHICOの星野美津子です。
普段は群馬県桐生市にあるMAMEHICO紫香邸の運営をしています。
最近の紫香邸は、庭づくりが進み、お食事が少しずつ始まって、1歳半の子どものようによちよちと歩き出しています。
庭に植えた柚子やレモンの木にはアゲハが卵を産んで幼虫になり、このお店とともに日々育っています。
蝶になる日が楽しみです。
今年はお食事をいろんな形でやってみよう!と、まず第一弾として2月に「紫香邸が3日間だけ幻の洋食屋になる!」というイベントをしました。
おかげさまでたくさんの方と「本当に美味しい」時間をともにできました。
ハンバーグ、コロッケ、オムライス、ナポリタン、牛ステーキなど、シェフに早変わりした井川さんがつくるお皿は、一目で「美味しそう!」となるのはもちろんのこと、食べ進めていくにつれ、スープ、メイン、副菜、玄米ごはんと全てが最後までバランスよい味で調和するように考えられています。
これぞMAMEHICOならではのお食事だな!という感じです。
私は前回オムライスをつくってもらったのですが、かかっていたのがケチャップでもなくデミグラスでもなく、ウスターソース味が多めのものでした。
オムライスにウスターソース?初めて食べた!という味。でもどこか懐かしい。
「これ、銀座っていうか、桐生ならではの洋食ですね!」と井川さんに言ったら、「そうだよ」と。
この辺りの人がソース味が好きだというのを知っていて、ここならではの味にしたのです。
お祭りが好きで、新しいものが好き。懐かしいものも好き。という桐生の人にピッタリだなと思いました。
東京のメンバーも井川さんの洋食を食べたい!と桐生へ来て、老若男女が混ざって和やかな時間でした。
夜の部にいらしたお客様は、暗い山奥にポツンとある古いお屋敷に「何?ここ〜!」とドキドキして入ったら、「なんとも素敵でびっくりしました〜!宮沢賢治の注文の多い料理店みたい!」と仰っていました。ウフフ。。。
その幻の洋食屋が、ふたたび現れます!
6月7日(土)と8日(日)の2日間。今回は初夏の巻です。
前回の冬からはすっかり様変わりした店内とお庭。
開け放した縁側から心地よい風が吹き抜け、庭には緑と花が揺れています。
日々育っていく空間で、このときならではのひとときを。
どうぞお楽しみくださいね。

2025.6.7&8
銀座洋食屋