続けることの楽しさを知る

こんにちは、MAMEHICO神戸・御影店スタッフの水野知帆です。

御影店は今年で3周年を迎えました。
私がスタッフとして関わり出したのは、1年半前のことです。
もうすでにオープンしていたお店に、途中からスタッフとして働かせてもらいました。
ちょうどその頃、隣にある物販スペース「御影MINI」をリニューアルオープンしようとしていて、季節の果物やMAMEHICOが選んだ商品を紹介するフェアを毎月開催していました。
喫茶店のイベントとも連動していて、準備に追われる毎日は、まるで文化祭のようで、毎月わくわくしていました。

その慌ただしさも少し落ち着いたのが、2周年を祝ったあたりだったと思います。
2周年から3周年にかけては、喫茶店としての営業をパワーアップしていった時期でした。
材料や量は変えず、全メニューを利用しやすい値段に値下げ。
デザートや食事も、手間ひまかけたメニューが毎月登場。
最近では朝7時からのモーニング営業も始まりました。

この頃はもう、文化祭のようなノリではありませんでした。
今あるものをより良くしていく過程は、どちらかといえば修行のよう。
日々の仕事を一つひとつ丁寧に積み重ねていく必要があります。
言葉にするときれいに聞こえますが、実際はどんな日でも同じことを、きちんとやり続けること。
飲食店やカフェの仕事とは、こういうものなのだと今では思えますが、勢いで乗り越えてきた私には、当初どうやってモチベーションを保てばいいのか分かりませんでした。

そんなとき、店長が「とにかく店を続けたい」と話してくれました。
ここで働く人たちは、みんな同じ想いなのだと思います。
稼ぎたいからでも、スキルを身につけたいからでもありません。
この場所を存続させたいからお客さんを増やそう、そのためにはメニューを増やしてみようとか、朝の営業を始めてみようとか。
根っこにあるのは「続けたい」という想いなんだ、と気づきました。

私もそうなろう、と決めました。
すると少しずつですが、毎日の気持ちの持ち方が分かってきました。
クタクタになっても、叱られても、課題が山積みでも、「今日も一日続いた」。まずはそれでヨシと思えるようになりました。
その上で、お客さんの姿を見て楽しんだり、季節の果物を味わったりできるようになったのです。
今では「今日はどんな一日になるかな」と、日々新鮮な気持ちでお店に立っています。
これなら本当に、10年でも20年でも続けていけそうな気がしています。

「続ける楽しさ」を、先輩スタッフやお客さんとのやり取りの中で教えてもらいました。
3周年を迎えた今、改めて感謝をお伝えしたいです。ありがとうございます。
この教えを胸に、また明日もコツコツと頑張っていきます。

 

MAMEHICO20周年、御影店3周年の節目にあたり、パーティーを開く運びとなりました。どうぞお気軽にお立ち寄りくださいませ。
2025年9月28日(日)13:00〜