看板に宿る、ひとりひとりの声

こんにちは。MAMEHICO神戸・御影 店長の渡辺 臣将(しげまさ)です。

まずはご報告をさせてください。
阪急御影駅に「大型看板」を掲出するために始めたクラウドファンディングが、おかげさまで無事にセカンドゴールまで到達しました。本当にありがとうございます。

看板は予定通り 12月19日(金)から掲出されます。
当初は半年間の予定でしたが、みなさんのお力で 1年間 に延長することができました。
掲出場所は、北改札を入ってすぐ。みなさんの想いが掲げられます。

正直に言うと、クラファンを始めた当初、僕は半信半疑でした。
「こんなお願いに誰が振り向いてくれるんだろう」と、不安のほうが大きかったんです。
それに、クラファンという仕組みにどこか気恥ずかしさもあって、本当に応援していただけるのか分からなくて。

でも蓋を開けてみれば、「みんなで一緒に看板をつくる」ということがどういうことなのか、身にしみて分かりました。
いつも支えてくださるメンバーさんを中心に、本当にたくさんの方が力を貸してくださいました。

お会計のときに、そっと封筒を渡してくださった方。
まだ一度もお店に来たことがないのに、「遠くて行けないけど、いつも応援しています」とオンラインで支援してくださった方。
ひとつひとつの声や気持ちが、この街にもう一歩、根を張れたような手応えになりました。

御影に来て3年。
ようやく、この場所に認めてもらえたのかもしれない、そんなふうに感じています。
「誰のために、この商売をしているのか。」その問いに対する答えが、今回のクラファンを通して、少しずつ形になってきました。

お客さんという枠を越えて、顔の見える関係ができて、関わってくれる方が増えていく。
このお店はちゃんと誰かの役に立てているんだと、改めて実感できました。
昔は自信なんてなくて、ただ目の前のことを必死にこなしていただけ。
でも今は、「続けてきてよかった」と心から思えています。

今回、ご協力くださった皆さま、本当にありがとうございました。
12月19日から、大型看板が御影の景色の一部として1年間掲出されます。
その看板をきっかけに、また新しい誰かがMAMEHICOを訪れてくれるかもしれません。

その方に「ああ、来てよかった」と思っていただけるような店でありたい。
そしてこれからも、みなさんの居場所であるために。
どうぞこれからも、僕たちに関わってください。

MAMEHICO神戸・御影 店長
渡辺 臣将