毎日違うから面白い

みなさん、こんにちは!MAMEHICO東京スタッフの前島由紀です。

MAMEHICOでは今、いちごのショートケーキ、みかんのショートケーキという季節のメニューがあります。
スポンジケーキに北海道産純生クリームと、糸島産の新鮮な採れたての苺、不知火(しらぬい)それぞれをサンドしたシンプルなショートケーキです。

この、スポンジケーキは卵とお砂糖、はちみつを入れて、クリーム状になるまで泡だて、そこに群馬県産の地粉とバター、牛乳を入れて焼き上げます。
スポンジケーキは卵の力のみで膨らませるので、卵の温度、泡立て方が胆なのです。

先日のこと。
今日は生地が上手くいったなー!と、スポンジの生地をケーキ型に入れ、オーブンへ。待つこと23分。
タイマーが鳴り、ケーキを取り出すと、ふっくら綺麗に焼けてる!よし!
ケーキの中の空気を抜くためにトントンとケーキを型のまま落とすと、綺麗に焼けていたはずのケーキの真ん中が途端にボコんと凹んでしまいました…。

卵の泡立て具合がうまくいったことにとらわれ、過信しすぎ、「焼けているか確認のため、金串を刺し、ケーキの生地がついてこないか?」という大事なことを怠ったことが原因です。
後でわかったのですが、真ん中は生焼け…。

レシピは決まってはいますが、その通り、そのまんまやってもうまくはいかないのです。
その日の気温や湿度、卵の状態によっても変わってくるし、最後は手作業なので混ぜるスピードなど、ほんの少しの塩梅で出来が変わってしまうのです。

毎日おんなじようで全然違う。それこそ、自分のメンタル、体の状態も万全でないと、小さなことがすべてに繋がってしまいます。
ひとつひとつの仕事をどんな小さなことでも丁寧に、かつ素早くやること。
レシピだけに頼りすぎてもだめ、目で見て、匂いをかいで、音を聞く…。五感をフルに使うこと。
タイマーも頼りすぎてはいけません。

100点満点のスポンジケーキに少しでも近づけるように、自分を常に整えてやることの難しさを感じると同時に、それが面白いとも感じています。
ほんの少しの差に気づき、反省し、それを次回に生かす。
その繰り返しでしか本当に美味しいスポンジケーキは焼けないのかなと思います。

こうして私たちが毎日焼いている、シンプルだけど奥が深いスポンジケーキ。
このスポンジで作ったふわっふわっで、しっとりのMAMEHICOのショートケーキは本当に美味しいんです!
甘いものはちょっとでいいかなという私でも、いくらでも食べられてしまうくらい軽く、口溶けがよいのが特徴です。
今しか食べられない、苺のショートケーキ、みかんのショートケーキをぜひ、食べにいらしてくださいね!

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