こんにちは。MAMEHICOの坂本智佳子です。
裏方仕事が好きで、イベントや公演の制作をあれこれと担当しています。
今日は、「喫茶エトワール」のことを、少しだけご紹介できればと思います。
「喫茶エトワール」は、エトワール★ヨシノを演じるMAMEHICO代表・井川さんが定期的に開催している音楽ライブです。
この夏の銀座公演では、ピアノだけのシンプルな編成でお届けします。
サックスやヴァイオリンなど他の楽器が入る編成では、ピアノが伴奏にまわることも多いのですが、今回はメロディラインまでピアノが担い、その魅力がより際立ちます。
ピアニスト・石川さんのジャズアレンジは、即興性と自由さにあふれ、時にお洒落で、時に一癖あり、何度聴いても飽きることがありません。
その自由なスタイルは、エトワール★ヨシノの表現とも重なるように感じています。
ヨシノの歌は、どこか懐かしく、それでいて「今」を生きる感覚をしっかりと伝えてくれます。
言葉、つまり歌詞のひとつひとつを丁寧に届けるライブでもあり、聴く方にもじっくり受け取っていただけるよう、歌詞カードもお配りしています。
歌がゆっくりと心に染み込み、音楽の中に自分が溶け込んでいくような感覚が、私はとても好きです。
また、「喫茶エトワール」では「チップ制(お心付け)」を取り入れており、初めての方には料金の設定がありません。
「まずは気軽に聴いてみてほしい」という思いから生まれた仕組みです。
週も折り返した木曜の夜、「今週もあと一日か…」というタイミングで、ふと立ち寄った喫茶店でたまたまライブが開かれていた──そんな偶然、現実にはなかなか訪れませんね。
だからこそ、偶然このブログを読んでいるあなたの感性に、そっと触れられたらうれしいな、と思っています。
今回も、幕の内弁当、唐揚げ弁当、鮭弁当、牛肉弁当と、きちんとしたごはんをご用意しています。
さらに「デザート」もご用意しました。
「デザートって何ですか?」とよく聞かれるのですが、いくつかの甘いものを少しずつ詰め合わせたボックスになっていて、中身は開けてからのお楽しみです。
うまく答えられていませんが(笑)、いろいろな味をちょっとずつ楽しみたい!という欲張りな方には、自信を持っておすすめします。
さらに、9月には一人劇『脱走兵と群衆』の上演を予定しており、現在その準備が進んでいます。
これは、シャンソンの名曲「脱走兵」と「群衆」を軸にした、うたと語りと身ぶりによる物語だそうです。
特に「群衆」は、タイトルだけではピンとこなくても、イントロを耳にすれば「あの曲か」と気づく方も多いはず。
私自身もメロディは知っていたのですが、日本語訳を読みながら聴いてみたところ、パリの石畳を行き交う人々の情景が鮮やかに浮かび上がりました。
どんな台本が生まれるのか、今からとても楽しみにしています。
ヨシノにとって初の一人劇を、一人でも多くの方に楽しんでいただけたら嬉しいです。

喫茶エトワール
2025.6.19
開場18:30 /開演19:30
MAMEHICO東京・銀座にて

脱走兵と群衆
2025.9.15
開場12:00 /開演13:00
開場17:00 /開演18:00
MAMEHICO東京・銀座にて