みなさん、こんにちは。MAMEHICO神戸・御影店 店長の渡辺臣将(しげまさ)です。
先日、面白可笑ひこ「MAMEHICO文化祭」が無事に終わりました。
まずは満員御礼。終始パンパンの店内で、あの空気を一緒につくってくださったみなさん、本当にありがとうございました。
そもそも「面白可笑ひこ」とは何か。
ひと言でいえば、お客さんとの垣根を越えて、みんなでつくるイベントです。
出演者として舞台に立つお客さん。
出店者として参加するお客さん。
スタッフとして裏方を担うお客さん。
そして、客席で楽しむ“お客さん役”のお客さん。
もちろん、スタッフも裏方だけでなく舞台に立ちます。
立場は違っても、全員が当事者。
舞台の上も、キッチンも、客席も、全部ひっくるめてザッツ・エンターテインメントショーです。
今回は「MAMEHICO文化祭」と題して、音楽演奏、詩の朗読、ダンス、演劇など多彩な演目が並びました。
文化祭らしく、野菜や雑貨の販売もお客さんにお願いし、この日限定のデザートや食事も、前日の準備からたくさんの方に手伝っていただきました。
日々のカフェ営業に追われながら準備を進めるなかで、ふと考えることもありました。
「自分は、何のためにこの面白可笑ひこをやっているんだろう」と。
小さなカフェの、小さなイベント。これにどんな意味があるのか、と。
その答えをくれたのが、常連のお客さんであり、今回の出演者でもあったアイコちゃんでした。
演奏前のインタビューで、彼女はこう話してくれました。
もともと、妻のみゆきの音楽教室の生徒で、いきなりカフェを始めると聞き、最初は付き合いで通っていたこと。
正直、「なんだか怪しい場所だな」と思っていたこと。
その一方で、精神的にしんどくなり、休職していた時期があったこと。
その頃にMAMEHICO代表の井川さんと出会い、「なんか手伝え」と言われたこと。
今思えば、それは見かねた井川さんが、MAMEHICOに関わることで自分を救おうとしてくれていたのかもしれない、と。
MAMEHICOに関わるなかで、「食事を整えること」「空間を整えること」は、そのまま「生活を整えることなんだ」と気づいたこと。
しんどかった頃、ちゃんとしたごはんを食べ、居心地のいい空間に身を置くことで、少しずつ元気を取り戻していったこと。
そして今も、こうして関わり続けていること。
それを、照れも誇張もなく、自分の言葉で語ってくれました。
アイコちゃんはこれまでも何度も舞台に立ってきました。
場数が確実に彼女を強くしている。
でもそれ以上に、自分のMAMEHICOでの体験を自分の言葉で語る、その重みが会場を包みました。
実際、何人もの方が涙を流していました。
イベント終了後の終礼で、ある出演者の方がぽつりと泣きながら言いました。
「こんな温かい場所は、私の理想だったんです」と。
ああ、これは続けなきゃな、と思いました。
派手なことはできない。
世の中を大きく変える力もない。
でも、この小さなカフェの小さな取り組みで、誰か一人でも救われる人がいるなら。
それこそが、面白可笑ひこを続ける理由なのかもしれません。
次回の面白可笑ひこは、5月16日(土)に開催します。
また出演者を募集します。
舞台でも、裏方でも、観覧でも。
ご参加くださったみなさん、本当にありがとうございました。

面白可笑ひこ
2026年 5月 16日(土)
MAMEHICO神戸・御影にて



