三軒茶屋 神戸 桐生やってます。モーニング推しです。
銀座はメンテナンス中です。2月には再開します。

寛容という強さ

はじめまして。MAMEHICO神戸・御影メンバーの小西慶子(こにし けいこ)と申します。
先月、御影店で行われた、井川さんのお話会「始めて続ける」に参加しました。
今日は、そのときに感じたことを、少し書いてみようと思います。

私は2020年、コロナ禍の真っ只中に御影へ越してきました。
知り合いもいない土地で、人とのつながりを探していた頃、近所でオープン間近だったこのお店を見つけました。

オープン当初から、MAMEHICOのスタンスについてのお話を何度か耳にしていました。
「私が行くのは場違いかな」と思うこともありましたが、井川さんの話を聞くと、自分の中の小さな引っかかりが吹き飛ぶような熱量を感じます。
とりあえず参加してみよう。そんな気持ちで足を運びました。

(この“熱波”というのは、勢いというか、思いの強さのようなものです。会のあとも、違う世界から戻ってきたみたいに、しばらくぼーっとしてしまいます。笑)

今回お話を聞いて気づいたのは、三年という時間を経て、自分の受け取り方が変わっていたことでした。
以前は腑に落ちなかった話も、うなずきながら聞いている自分がいました。
二年前から始めた新しい仕事が、私の視野を広げてくれたのだと思います。

「世の中の仕組みは、大きな組織が生き残るのに有利なようにできている。
それも、きれいな理由に覆い隠され、そちらのほうがさも『最適解』であるかのように誘導されている。
これは、ちょっとおかしいんじゃないか」

大手チェーンではない喫茶店だからこその切り口。
地方公務員から転職し、現在は中高の社会科講師をしている私には、とても身に覚えのある話でした。

父も祖父も大きな組織で働いていて、私はその理屈の中で育ってきました。
けれど二年前から、個人で機織り作家としての活動を始めています。
デザイン、制作、値つけ、包装、宣伝、販売まで、すべてを一人でやってみると、大きな組織での「当たり前」が、まったく当てはまらない。
こんな世界もあるんだな、と意識が大きく変わりました。

もうひとつ、印象に残っているお話があります。

「カフェって、本来はいろんな立場の人が同じ空間にいられる場所なんです。
たとえば、泥棒も警察も、同じテーブルで黙って珈琲を飲める。それがカフェの面白さであり、強さです。
でも、だからといって店の側が『なんでもアリ』でふらふらしていいわけじゃない。
誰が来ても受け入れる一方で、私たちはこういう店です、という芯だけは一本通しておく」

食事や珈琲の素材にはこだわる。
けれど、その趣向の人たちだけを求めるわけではない。
いろんな立場や考えの人がいていい。ただ、自分たちのスタンスは示している。
「寛容」でいることが、MAMEHICOなのだと感じました。

昨今、「コミュニティ」や「場づくり」という言葉をよく耳にします。
居場所やつながりを求める人が安心して集えること。
その「安心」につながるのは、スタンスを示したうえで、寛容さを持つことなのかもしれません。
芯はあるけれど、ズレや異論があっても、すぐに裁かれない。
そんな場なら、人は呼吸をしながら、そこに居られる気がします。

一緒に話を聞いていた方々も、それぞれに感じるものがあったようでした。
なんだか、みなさん話したいことがたくさんありそうな空気でした。

私も、話したいことが溢れていました。
会の最後に配られた「井川さんとおしゃべりする券」を使って、感想を伝えました。
率直な言葉で返してもらい、今はまだ消化しきれていませんが、少しずつ整理しています。

MAMEHICOが何を目指し、どんな考えの人がこの場所をつくっているのか。
そうした根っこの部分に触れられる時間でした。
話を聞きながら、自分は何を大切にして生きたいのか、いま何に引っかかっているのかを、自然と照らし合わせていました。
これからは、参加されたみなさんとも、いろいろなお話をしながら交流を楽しめたらと思います。
少しでも気になった方は、ぜひMAMEHICOを覗いてみてください。

 

始めて続ける
2026年も各地で開催します。

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    強さ: 非常に弱い