MAMEHICOさん20周年おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。
東京メンバーの岩本佳苗です。
渋谷に行く目的がマメヒコだったころが、私にとってのMAMEHICO第一章です。
渋谷の奥のクラシックな扉の向こうに食だけに限らないカルチャーがそこにはありました。
演劇、映像、音楽、書物、出版…、混じりあったり単体であったり想像もしない形で井川さん流に調理されたそれらを眺めているだけで楽しかったぁ〜。
自由な発想でアドリブで独特のセンスで味付けして提供される美学を味合わせていただきました。
常連さんとの一体感も楽しい思い出です。
お客さんも受けとるだけでなく、能動的に参加するイベントになっていましたね。
井川さんが博識なことや器用なことが、MAMEHICO文化に通底していることはもちろんなんですが、洗練とはちがうアナログなかんじ、手触りのあるかんじが常連さんの心をつかんでいたのだと思います。
なにより井川さんが楽しんでいましたよね。
青いドレスとメイクの似合う井川さんの歌う「愛の壺焼き♪」。
飄々としているんだけど、常に新しいアイデアを、あぁでもないこうでもないって探っているかんじ。
表面だけの体裁を整えても何も見えてこないということを学んだのもMAMEHICOでした。
お味噌をつくるとなったら北海道の畑を開墾するところから!
カフェの範疇を超えてある意味ぶっ飛んでましたよね!?笑
でも、井川さんにとってはどんな物事も垣根はなく地続きなんですよね。
相反するものも一枚のお皿の上にのせてみせる。
大胆で行動力があってでも繊細、丁寧。
自信家だけど自分のしない分野はあっさりヒトに任せられる。
こだわりはあるけれど柔軟。
結局、MAMEHICOの一番の魅力は井川さんありきですね。
MAMEHICOのカルチャーばかり語りましたが、やはりメニューも忘れられません。
クロカン、檸檬ケーキ、カンボジアンプリン、カレー、チャイ…、願わくばもう一度、円パン食べたいなぁ〜。三茶のコーヴァイヴ、とんかつマメヒコ、宇田川町店の一枚板のテーブル、公園通り店の大テーブル…、思い出ならいくらでも書けます。
三茶でオギャーと生まれたMAMEHICOがもう20歳!!
このさきも唯一無二のMAMEHICOを体験させてください。
MAMEHICOの当たり前を守るために、日々、縁の下の力持ちとして切磋琢磨していらっしゃるスタッフの方々、いつもありがとうございます。
これからもMAMEHICOに行けば食べられる懐かしいあの味!を守り続けてくださいますように。



