ちょうどよい頃合いでどうぞ

みなさん、ごきげんよう。MAMEHICOの日野です。

じりじりと日差しが強くなってくると、つい恋しくなるのが、ひんやり冷たい甘いもの。
これからの季節のMAMEHICOといえば、やっぱり「クロカン」と「あんみつ」です!

クロカンとは、黒豆寒天のこと。
ふっくらと甘く炊き上げた黒豆と、つるんとした寒天に、きび砂糖のやさしい甘さのシロップをかけた、涼やかなデザートです。
そのクロカンにあんこをのせたものが、MAMEHICOのあんみつ。
どちらも、涼を求める季節に、自然と思い出したくなるような一品です。

クロカン派か、あんみつ派か。
どちらにしようか悩まれる方も多いのですが、わたしは断然「あんみつ派」です!
なかでも「白玉クリームあんみつ」がおすすめ。

あんみつに白玉、そして牛乳アイスクリームを添えて。
盛りつけたばかりのアイスはまだしっかりとかたく、スプーンで少しずつくずしながら、あんこと混ぜ、黒豆や寒天、白玉とともにひと口。
つるりとした寒天、もっちりとした白玉、なめらかなあんこと冷たいアイスが、口の中で一体となり、それぞれの食感や甘さの違いが絶妙に重なります。

そして、途中から、もうひとつの楽しみがはじまります…!笑
少し時間が経って、アイスがとろりと溶けはじめると、全体がやさしく混ざり合い、まるで冷たい甘いスープのような味わいに変化していきます。
この頃合いになると、スープと一緒に小豆や黒豆をすくって噛み締めると、それぞれの豆の香りがふわっと鼻に抜けて、スープの甘さと重なり合い——目を閉じたくなるような、静かな幸せが訪れます。

白玉クリームあんみつは、時間とともに味わいが少しずつ変化していくのが、とてもおもしろく、楽しいのです。
食感も、冷たさも、甘さも、そのときどきで表情が違います。
ひと口ごとに、移ろうおいしさをぜひ感じてみてください。
ただし、あまりのんびりしすぎると、アイスがすっかり溶けてしまいますので、どうぞ「ちょうどよい頃合い」を見極めながら、お召し上がりいただけたらと思います。笑

日差しが強くなる午後に、ほっとひと息つくような時間。
冷たい甘さが、からだの奥に、心の奥に、すっと届いていく感覚。
そんなひとときを、クロカンとあんみつとともにお楽しみくださいね!

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