ハンバーグ求道記

長年、MAMEHICOに通っているMAMEHICOメンバーの河村聡美です。
以前は東京に住んでいましたが、いまは群馬寄りの埼玉に住んでいるので、小さな子供を連れて、紫香邸に通っています。

ということで、先日、桐生の紫香邸の洋食屋さんイベントに行ってきました。

今回の目玉はハンバーグ。
牛と豚の比率、脂の量、火の入れ方をいろいろと試し、見た目と食感のバランスの一番いいところを追求した、井川シェフの執念がこもったハンバーグです。

ハンバーグの試行錯誤については、井川さんのブログで紹介されているので詳細は割愛しますが、なんでも、一番苦労したのはハンバーグの火入れの工程だったそう。
そもそも紫香邸は甘味処。大量のハンバーグを焼くような火力は備わっていないのですから。

そんな状況を執念とロジカルで突破して出来たのが、洋食屋紫香邸のハンバーグなのです。
不肖わたくし、その球、しかと受け止めました。

焼けたお肉の香ばしい香りがありつつもパサつきはなく、噛むと旨味がジュワッと広がります。
お肉の香りと旨味が活かされた、丁度いい焼き加減に箸が止まりません。

さて、私は洋食屋のシェフではなく、あくまで家庭のシュフなのですが、いろいろ試して一番いいところを目指してゆくという点では、洋食屋紫香邸のシェフと同じだと思っています。

ちなみに我が家のハンバーグは豚100%、つなぎはパン粉じゃなくてご飯、そして生の玉ねぎをお肉に練りこむことで玉ねぎの水分も使いながら蒸し焼きにしてゆくというスタイルです。
予算、時間、おいしさのバランスを実現すべく、いろいろと試した末にここにたどり着きました。

人の真似をしてもしょうがない。
シェフもシュフも、いろいろ試して、一番いいところを目指してゆく求道者なのです。
そんなことに思いを馳せつつ味わった紫香邸のハンバーグでした。
お手合わせありがとうございました。押忍。

そうそう、洋食屋イベントは好評につき今後も各地で開催予定だそう。
イベント開催の際には、シェフ、もといハンバーグ求道者のハンバーグを、ぜひ召し上がってみてください。

 


2025.6.20〜22
銀座洋食屋
カフエマメヒコ三軒茶屋店にて

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