こんにちは!MAMEHICO東京スタッフの前島由紀です。
季節はぐるりと巡り、今年も冬の定番メニュー檸檬ケーキの季節がやってきました。
日本で収穫される路地ものの檸檬は、秋〜冬に収穫されるのが一般的です。
MAMEHICOでは旬を大切にしているので、季節を感じるデザートとして、この冬も檸檬ケーキをご用意します。
私が最初に「檸檬ケーキ」と聞いて想像したのは、檸檬の形をしたしっとりした檸檬味のパウンド生地のもの。
でもMAMEHICOの檸檬ケーキは、まったく違うんです!
サクサクのパイに、檸檬のカスタードクリームとふんわり生クリームを重ねた、檸檬クリームパイなんです。
国産の檸檬の産地もいろいろですが、今年はご縁あって福岡県糸島産の檸檬を使っています。
ご縁を繋ぐこともMAMEHICOの特徴の一つで、たまたまの出会いから、こうして食材を使わせていただくことも少なくありません。
この檸檬も福岡でお店の準備をしているなかで、出会った方から送っていただけることになりました。
先日のこと。お店に大きな段ボール箱が3つ届きました。
中にはたくさんの檸檬がゴロゴロと詰まっていて、思わず歓声を上げてしまいました。
スーパーで見かけるものとは違って、大きさも形もさまざま。
表面の皮はデコボコしていたり、色も真っ黄色だったり、少し緑がかった黄色だったり。
それぞれに個性があって、なんだか私たちMAMEHICOスタッフみたいで親近感が湧きます(笑)。
檸檬カスタードクリームを作るには、まず檸檬を丁寧に水洗いし、一つ一つ手で果汁を絞ります。
機械を使わずに家庭用のレモン搾り器で絞る原始的なやり方で(笑)、作業としては単純に思えますが、ちょっとコツがあります。
力を入れすぎると苦味が出るので、加減が重要なんです。
檸檬を絞るときは、ひとつの檸檬からは果汁の量がそんなにとれないので、ひたすら何十個も絞ります。
ずっとこの作業をしていると店内に檸檬の香りが広がり、なんとも爽やか〜。
お客さんからもいい香りですね〜なんて言われますが、絞っている私たちは結構必死なんです。笑
香りづけで檸檬の皮もクリームに入れます。
きれいなものを選び、表面の黄色いところだけを優しく削ります。
これもあまり削りすぎると白い苦味のあるところが入ってしまい味が変わってしまうので要注意。
檸檬は鮮度、香りが命なので、たくさん絞って冷凍はせず、ケーキを作る直前に使う分だけ用意し、クリームを炊きます。
パイ生地も同じ。良質なバターと地粉で作った生地を焼き上げるのは、毎日少量ずつ。
冷凍は一切せず、焼き立てをお出ししています。
生クリームは北海道産の純生クリームを使い、ほんの少しお砂糖を混ぜて軽い甘さにし、口溶けよい固さに仕上げ、その都度ホイップしています。
こうした細かな手仕事の積み重ねが、檸檬ケーキの美味しさにつながっています。
それは、ひとえに一番美味しい状態でお客さんに食べてもらいたいという想いで作っているからなんですね。
もう間もなく、檸檬ケーキが始まります。
待ってました!の方も、初めての方も、ぜひ食べにいらしてくださいね!
2025.1.11〜
冬メニュー開始
檸檬ケーキも始まります