みなさま、こんにちは。薬剤師であり、シンガーソングライターとして活動しています、ゆかりんごです。
冬の深まる1月の終わりに、特別な「漢方・薬膳おはなし会」を開催します。
この会は「Have to(やらなきゃ)」を「Have fun!(楽しもう!)」に変える、というテーマでやります。
昨年春にスタートしたこの会。私のささやかな夢のひとつが叶いました。
私はかつて、漢方調剤薬局で働いていたことがあります。
調剤薬局では、患者さん一人ひとりとじっくり向き合い、体の健康だけでなく、心のケアも大切にする漢方の魅力を伝える毎日でした。
その後、セルフメディケーションをサポートする薬局で働くなど、いろいろな場所や形で経験を積む中で、私の心にある思いができました。
それは、「健康への不安を和らげ、訪れた人がほっとできるような場所を作りたい」。
この気持ちがなんとなく、私が音楽活動を始めるきっかけにもなっていくのですが、そんな思いから生まれたのが、この「漢方・薬膳おはなし会」です。
会場は、神戸・御影にあるMAMEHICOです。
MAMEHICOは季節ごとの食材を大切にされています。
漢方の基本的な考え方の一つに「医食同源」があります。
これは、食べ物がそのまま薬となり得るという思想で、健康を維持し、病を防ぐために食事がどれほど重要かを示しています。
MAMEHICOが季節の食材を取り入れるのも、この「医食同源」です。
旬の食材はその季節に最も新鮮で栄養価が高く、それを食べることで自然のリズムに合わせた健康管理が可能になるからです。
例えば、春に筍や若菜を使った料理は、冬の間蓄積した老廃物を排出し、体をリフレッシュする効果があります。
夏には、トマトやキュウリなどの水分豊富な野菜が体内の水分量調節を助け、暑さに負けない体作りをサポートします。
秋の食材では、さつまいもやかぼちゃが体を温め、冬に向けての準備を整えます。
また、冬は根菜などの食材が体を内側から温め、免疫力を高める役割を果たします。
季節の食材を取り入れながら体を整え、かつ楽しむ気持ちを忘れない。それが私の考える薬膳の魅力です。
漢方や薬膳というと、どこか堅苦しく「やらなきゃ」と感じてしまう方もいるかもしれません。
でも私は、もっと自然に、楽しく取り入れられるものとしてお伝えしたいと思っています。たとえば、映画を観るように、音楽を聴くように。
当日は、御影MINIにて、「ジェイ農園」さんの出張販売も予定しています。
私の目線でお伝えできるシンプルで気軽な旬野菜の調理方法などもお話しできたらと思っています。
1月25日、MAMEHICO神戸・御影にて。ぜひお気軽にお越しください。