みなさん、こんにちは。MAMEHICOの星野美津子です。
紫香邸では、定期的にイベントで食事会を開催しています。
そのときはいつも、井川さんがその土地の食材でお料理を作ります。
先日の「且坐喫茶」でも20名分のお料理を作りました。
井川さんがいれば桐生で食材を選ぶのですが、井川さんは各地飛び回っているので、今回はあらかじめメニューを相談して、桐生の私達が用意することになりました。
桐生には、梅田地区と黒保根(くろほね)地区に直売所があり、地元の人が作った新鮮な野菜が並びます。
白菜、長ネギ、牛蒡、蓮根、林檎、柿など、採れたての冬野菜をふんだんに使ったメニューとなりました。
まず朝一に「道の駅くろほね やまびこ」に行きました。
ここに置いてあるものは、新鮮で質が良くしかも安いんです!
食堂の地粉うどんも、とっても美味しい!
黒保根地区は米や大豆、小麦、蕎麦、炭など暮らしに必要なものを一通り作っていて昔ながらの暮らしが残っています。
この日買った丸ごとの白菜、林檎は「白いサラダ」に、原木椎茸、大きな舞茸は「豆とキノコのマリネ」に、柿は「根菜と柿のグリルとレバーペースト」になりました。
梅田の「ふるさとセンター」には大好きな長ネギが売っていました。
このネギ、パツパツしていてとても美味しいんです!
商売というよりは趣味でネギを作っているそうで。思わずやったー!と嬉しくなりました。
今年の春にリニューアルして若手が運営するようになり、さまざまな試みをしています。
この日も奥のホールで「山と共生する講演会」がありました。
私が大量の長ネギを抱えて出たところに、紫香邸のお馴染みさんとバッタリ会いました。
講演会に参加しようと来たところで、家族に会ったような嬉しい気持ちになりました。
お肉は桐生で信頼している錦町の中信商店さんの肉屋です。
こちらではお肉を丁寧に対話しながらカットしてくれます。
豚肩ロースでも、前の方がいいか、後ろのほうがいいか、何に使うのかと対話し、大きな塊でもスライスでも何にでも応えてくれます。
だから井川さんも、紫香邸のイベントでお肉を調達するときは中信さんに行きます。
この日は「塩豚のオニオンソース」を作るため豚肩ロース4キロを、レバーペーストに豚レバー1キロを、その場で奥からサッと出してくれました。
食材の準備であちこち行くと、桐生の街や人と一緒になってお食事を作っているような気持ちになります。
これからも「美味しい」を楽しく届けていきます。