【群馬】平成生まれと紫香邸

みなさん、こんにちは
MAMEHICOスタッフの田中朋美です。

9月16日は敬老の日。
この日は本来、高齢者を敬い、その長寿を祝う日として設けられている祝日ですね。

しかしながら。
今年の敬老の日の紫香邸には、いつもより多くの若い方が訪れてくれました。
なぜかと言うと、「平成生まれの方無料でご招待!」をしたからです。

敬老の日に若者を無料でご招待する。
何それ?というか。アベコベ!というか。
MAMEHICOらしい、というのでしょうか。

「敬老の日だけど、年寄りからはお金もらうのね!ハハハッ可笑しいわね!」とチラシを見せてご案内しては、メンバーの方からは鋭い笑いと温かいご支援をいただきました。

元々は昭和初期の邸宅だった紫香邸。
かつての伝統的な建築様式は、桐生の文化と歴史を反映していたのだと思います。
大変状態が良く、旧き良き佇まいを残す紫香邸から、その良さを感じてほしい。
この場で様々な世代が交流することで、昔のこと、そしてこれからのことについて、感じ考えるきっかけの一つになってほしい。
そんな思いを形にしたイベントでした。

平成生まれ、と一言で言っても、今年でいうと35歳から5歳までが対象です。
意外と幅広い。笑
実際にお越しくださったお客さまは、平成生まれの方を中心に、上は80代の方から下は小学生まで、老若男女、様々な世代の方々でした。

趣ある座敷の縁側近くに座り、庭を眺めながらあんみつに舌鼓を打っていた若い女性。
建築に関心があり、物思いにふけながらデッサンをしていた若い男子学生。
自らも古民家に住み、紫香邸の造りや庭、生けてある植物にまで興味津々で、熱心に耳を傾けて話を聞いてくれた若いご夫婦。
溢れる懐かしい気持ちを伝えようと、キラキラした表情で娘と孫に説明するお婆様。
いずれの方も、何か感じるものがあったに違いありません。

また、ご支援くださったメンバーの方は、
「若い人でいっぱいの紫香邸の様子を見に来たわ。」と顔を出してくださいました。

“良いものは廃れない”
本当に価値や魅力のあるものは、長く愛されていくと思っています。
けれどもそれは、伝え守り続けていけば、ということが前提です。

そのためには、実際に見て聞いて、触れて体験してみる、知っていく、そんなきっかけが必要ではないでしょうか。
今回のイベントは、その第一歩となっていてほしい、そう思ったのでした。

これからの未来を担っていく若い方々、そして教え指南してくださる人生の先輩方。
世代を超えた交流をこれからも紫香邸で、ぜひご一緒にどうぞ。

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