みなさま、こんにちは。
MAMEHICOメンバーの高月渉です。
私は、生まれも育ちも神戸の御影で、今は東京に住んでいます。
たまたまMAMEHICOがオープンしてすぐの頃、実家に戻ったときに、新しいお店ができているなと思い、MAMEHICO神戸・御影店に立ち寄りました。
その際に、「メンバーシップ制イベントカフェとは?どんなお店なんだろう?」と、メンバー募集のチラシを手に取りました。
神戸でも決して有名でも便利でもないこの場所に、東京のカフェが出店するのはなぜだろう?という興味本位でメンバーになりましたが、見事にドハマりしています。笑
御影は、花崗岩の大きな石垣で囲まれた邸宅が並ぶ閑静な住宅街です。
MAMEHICO御影はそんな街にぴったりマッチするカフェだと思います。
というか、この街ではMAMEHICOしか通用しない―そんな気がします。
MAMEHICOの最寄り駅である阪急御影駅の乗降客数は、1日平均、わずか1万5千4百人(2023 年)。
阪急神戸線の神戸・三宮は、9万4千9百人、阪急ほか複数路線が利用できる大阪・梅田は、44万4千人と比べ、いかに少ないかは明らかです。
そもそも人が少ない住宅地で営業するカフェはどうしたら良いのか。
それはお客様の二面性について、あらかじめ認識しておくことが大切だと思います。
梅田や三宮のような繁華街で過ごすとき、人は「消費者」モードで行動します。
喧噪の中で、安くて美味しいものをサクッと手に入れるのが基本です。
ところが、住まいがある最寄り駅で降り、いわば自分の生活テリトリーに戻ると「生活者(住民)」モードに変わります。
通勤や通学などの緊張状態から解放された人は、安さやスピードよりも居心地の良さや安心感に目が向きます。
目も舌も超えている御影の住人ですから、自分のテリトリー内にある凡庸なチェーン店には目もくれず、心を込めて誠実に作られたメニューが並ぶMAMEHICOに来るのは当然とも言えるでしょう。
そして、毎月多種多様なジャンルのイベントがあり、ユニークな時間が過ごせて、気の合う知り合いも増える―まさに本当の意味での「サード・プレイス」です。
アメリカの社会学者レイ・オルデンバーグの著書『ザ・グレート・グッド・プレイス』(The Great Good Place)によると、サード・プレイスはコミュニティライフの“アンカー”ともなるべきところで、<より創造的な交流が生まれる場所>である、とされています。
MAMEHICO is The Great Good Place.