【神戸】御影の街とMAMEHICO_その2

みなさん、こんにちは。MAMEHICO神戸・御影店長のシゲです。

前回の続き。

御影という街でお店をやると決め、2022年6月に賃貸借契約が無事に終わった。
それに合わせて、長年住みなれた大阪の街を出て、神戸に移り住んだ。

御影はすぐ北側に六甲山が迫り、平地部がとても狭いエリアにも関わらず、東西にかけて阪神、JR、阪急の電鉄が並行に走っていて、さらに並行して43号線、2号線、山手幹線という大きな幹線道路が走っているちょっと変わった街だ。

そして神戸のヒトは山側を「ウエ」、海側を「シタ」と呼ぶ。
六甲山を見上げれば方向音痴のボクでも容易に位置関係を掴むことができる。

井川さんのリモート指示で内装工事を進めるなか、同時進行で開店告知のビラ配りも開始した。
南北の移動は不便な街で、特に阪急線以北は急坂なので、とてもじゃないけど、真夏の徒歩はめちゃくちゃ厳しい。

御影のお店はいわゆる「ウエ」の方にあるので、ボクは高校生以来の原チャリを買い、妻のみゆきは電動自転車を買って、炎天下のなか真っ黒焦げになりながら一軒一軒ビラ配りを続けた。
大変だったけど、とても楽しかったことを覚えている。

大阪での生活は電車や車移動ばかりだった。
自宅と会社の往復でほとんどの日々は過ぎ去っていく。
季節はあまり関係なくオフィスはいつもと変わらない環境が保たれている。
それはそれで快適で便利だったのかも知れない。

ところが、今では全く電車に乗らない生活になった。
こうやってじっくり街と向き合って過ごしてみると、色々な発見がある。

御影の、特に山側はとても自然が残されている。
住吉川のほとりに涼を求めに行っては、小鳥のさえずりに耳を傾けてみる。
そこに自生している可憐なお花を摘んでみたりもする。
六甲山に雲がかかり始めたなと思ったら夕立にあったり、突然大きなイノシシに追いかけられたり。笑
そして、六甲おろしが吹き荒れると寒い季節が訪れる。

MAMEHICOでは、季節の花を活けたり、お食事には季節の旬の野菜を使う。
季節の移ろいを感じながらお店をやって、都会の喧騒とは離れて生活する日々。
この御影という街で、ゆったりとした時間というか、とても人間らしい時間を過ごさせてもらっているのです。

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