ラジオを始めたきっかけはなんですか?

ーラジオを始めたきっかけは何ですか?

ラジオを始めるきっかけになったのは、あるお芝居を新宿でやった時、思いがけず大きな劇場を借りてしまって、集客するのに何かPRできるものないか?と思って始めた。

実際、ラジオで集客は出来なかったけどそのお芝居が終わっても、なんとなくたわいないはなしをするというのをやっていた。
ラジオ局の番組をやってみないか?と言われ、FMフジで深夜放送を二年弱やって、ある高校生から、おかげで受験合格しましたというお便りがあって、ラジオはどこかの誰かが聞いていて、そのはなしを励みに頑張っているヒトがいるんだと感慨深かった。

その後も今日に至るまで、十年以上ラジオはやっている。
「ラジオ瀬尾さん」は中島みゆきさんのプロデューサーである瀬尾さんがうちのお客さんだったご縁で3,4年やっていた。瀬尾さんは自虐的に僕らのはなしになんの価値もないと言っていたけど、語りに、意味のある、ないはないと思う。聞き手と話し手のなんとなく通じてる感覚、コミュニケーションがとても大事だと思う。
なのでボクはこのお便りをとても楽しみにしているけど、実際はお便りを書いてくれるヒトはほとんどいないかな。

それでもかれこれ10年以上やっていて非常に危篤な女の子はくまなく聴いてくれたりします。ボクのラジオを聴いてくれてるヒトはなんとなくボクというヒト、MAMEHICOが何をやろうとしているのかを、たわいないはなしから感じ取ってくれてるみたいで、そういうヒトがコアなMAMEHICOのお客さんになったり、時にはスタッフになってくれたりしている。

実際、今のスタッフはボクのラジオを聴いてくれているので、そういう意味で言うとボクが何を考えていて、どういうふうにものをみているかというのをこのラジオを通じて、伝えることで、お店全体の意識の統一に貢献しているのかなとも思う。
なので、ラジオは続けています。

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