任せることの難しさ

みなさんこんにちは。
MAMEHICO神戸・御影店長のシゲです。

ここ最近、物販スペース御影MINIのリニューアルや、新しいスタッフが入ってきたのもあって、
色々と他のヒトに仕事を任せる場面が増えてきた。
だけど、この、「ヒトに任せる」ってのが、自分にとって本当に難しい。

前職の時もそうだった。
自分でやったほうが早いし、正確にできる。
たまに任せてみてもミスをする。責任逃れをして最後までやり遂げようとしない。
なので、一人で膨大な仕事を抱え込んでは悶々としていた。

MAMEHICOを始めてからもそうだ。
自分で珈琲を淹れたほうが美味しいし、自分でカレーを作ったほうが早い。
洗い物もたまっているとイライラするし、ピークタイムにマイペースなヒトには呆れてしまう笑。

御影MINIができた今、場所が離れているので物理的に全てを見られなくなった。
そしてオープン当初と比べて、メニューもかなり増えているので仕込みも大変だ。
イベントのブッキングもおざなりになってしまっている。
そう、実は猫の手も借りたいくらいなのだ。

そんなある日、妻のみゆきに泣きながら言われたことがある。
「もっと信頼して任せて欲しい。そうじゃないと下の子も成長しないしお店がダメになる」と。

ボクはハッとした。何を思い上がっていたのだろうか。

そもそも井川さんは、何も出来ないボクら素人夫婦にこのお店を任せてくれた。
ボクが感じていた以上に、気苦労が絶えなかったことだろう。

東京のスタッフも然り。
出来ないボクらがチャットで質問したら、どんだけ忙しくても即返信をくれる。
そして事あるごとに新幹線に乗って、根気強く教えてくれた。

MAMEHICOが大切にしていることの一つに【長い目で視て考える】というものがある。
ボクたちも約1年半、もがき続けてようやく少しずつできるようになってきた。

最近では、忙しい時も、みゆきが門番になってキッチンに入らせてもらえない。
成長の機会を奪わないで、と笑。

ボクも長い目で視て考えられるようにならないと。
スタッフの成長を祈りながら過ごしているのです。

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