マメとコーヒーの黒豆珈琲

こんにちは。
MAMEHICO神戸・御影スタッフの水野知帆です。

MAMEHICOの名前の由来、みなさん、ご存知ですか?
MAME=マメ(大豆や小豆などの豆)
HICO=ヒコ(コーヒーを業界用語風に言うと、ヒーコー。笑)
豆と珈琲のお店ということで、MAMEHICO(マメヒコ)なんです。

店名に「コーヒー」が使われているように、美味しい珈琲が揃っています。
酸味がなく、すっきり飲みやすい、定番の深煎珈琲。
これからの季節にぴったりの中煎りブレンドの秋煎珈琲。
爽やかな酸味のある浅煎珈琲。
それぞれ焙煎深度が違うブレンドなので、お好み具合で珈琲を選ぶことができます。

そして、「MAMEHICOらしい珈琲が飲みたい」という方へ、おすすめしている珈琲が黒豆珈琲です。
黒豆珈琲は、煎った黒大豆「マメ」と中煎りブレンドの珈琲豆「コーヒー」を組み合わせて、一緒に挽いて、ドリップしたもの。

その誕生は遡ること10年以上前。
MAMEHICOで畑をやっていたころ、お店で使う豆を栽培していました。
しかし、すべての豆が大きく育つわけではなく、煮豆としては使えない小さな豆もたくさんできてしまいます。
それをみすみす捨てるのはもったいない。
珈琲と混ぜてみようと、試しに一緒にブレンドしてみたところ、これが美味しかったので、メニュー化!
今でも愛され続ける一品となりました。

こうして生まれた黒豆珈琲。
その楽しみ方は、まずはストレートで、そのままどうぞ。
煎った黒大豆はきなこのような香ばしい香りで、口いっぱいに広がります。

その後はぜひ、たっぷりの牛乳を入れて、カフェオレのように飲んでみてください。
牛乳とのハモりが最高なのです!
普段飲み慣れた珈琲やカフェオレとは、また違った味わいを楽しむことができます。

この香ばしい味わいを感じるのは、やはり黒大豆の鮮度だと思います。
黒大豆を大量に煎って、作り置きすることもできますが、日々、香りが落ちてしまうので、少量ずつ煎ることで、香りと味の美味しさのクオリティを保つようにしています。
そうすることで、お湯を注いだその瞬間に、黒大豆の芳醇な香りが広がるのです。

MAMEHICOの珈琲豆は、焙煎してから10日以内で使いきるようにしていますが、黒豆珈琲に使う黒大豆も同様に、鮮度を大切にすることで、この味が出来上がるのだなと、作るたびに思います。

MAMEHICOの名前をそのまま表している黒豆珈琲のお話でしたが、そこには名前だけでなく、MAMEHICOが大切にしていることが詰まっています。

本来ならば使えずに捨てられてしまうものを、何かと掛け合わせる(ブリコラージュする)ことで新しく生まれ変わったその話からは、環境への配慮にとどまらない、もっと大きな優しさがある。

そして味や飲み方も、普段飲んでいる珈琲とはまた違った楽しみや発見があり、それは、私たちが過ごしている日々の生活がちょっと面白くなる。

味の品質を落とさないために、少しづつ黒豆を煎るという、手間暇をいとわないこと。
これを徹底することで、いつでも安定したクオリティでお届けすることができる。

黒豆珈琲、改めてMAMEHICOらしい珈琲だなと思いました。
ぜひ、お店で味わってみてくださいね!

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