美味しさの裏側

こんにちは!
MAMEHICO東京スタッフの前島由紀です。

MAMEHICO各店舗にて、これは美味しいとセレクトされた調味料や食材などを販売しています。
その中にはMAMEHICOオリジナル商品もあり、店内で作っているグラノーラやジャムがあります。

このジャムは、『ほんとうに美味しい手鍋ジャム』と、名づけています。
定番ものとして、いちごがありますが、ほかの果物は季節により、そのときの旬のものを使っています。
夏みかん、みかん、りんご、柚子、ブルーベリー、アプリコットなどなど…。
ジャムにしたらおいしそう!という果物に出逢ったときに作っているので、不定期で登場します。

水は一切使わず、果物の水分とお砂糖のみで作るジャム。
果物とお砂糖を手鍋でグツグツ煮詰めて、それぞれの果物の美味しさが最大限に引き出されるタイミングを見極めて仕上げます。

そういえば。
今年、柚子をジャムにしたとき、忘れもしない、こんなエピソードがありました。

とあるMAMEHICOメンバーの方のお話。
その方のお知り合いのお寺さんで、柚子がたくさん実ったので、お裾分けしていただけると声をかけられたと。
その話を聞いて、自分が食べるのではなく、MAMEHICOに柚子を持っていってジャムにしてもらいたい!と、思ったそう。笑

早速、その方はお寺さんへ行き、日除の大きな農作業の時に被るようなつばの大きな帽子を被り、動きやすい格好で、長ーい高枝切りハサミのようなものを持って、収穫をお手伝い。
採れた柚子を一つ一つ大事に、つぶれないようにと、少しづつ小さな箱に詰めました。
大量の柚子なので、箱はいくつも出来ました。
その箱をさらに、自分のリュックやキャリーカートに詰めて、小一時間ほどの電車を乗り継ぎ、MAMEHICO銀座まで運んでくれたのでした…!!

お店に着くや否や、リュックからその小箱を取り出してくれましたのですが、次から次へと柚子が入った小箱が出てくる光景は、まるで手品を見ているようだったと、そこにいたスタッフは思わず笑ってしまったとか。笑

さて、その柚子ジャム。
箱の蓋を開けた瞬間、柚子の香りが、辺り一面にふわっと爽やかに香ったのを覚えています。
柚子独特のほんのりとした苦味と優しい甘さ。
今まで食べた、どのジャムよりも美味しくて…、忘れられない味でした。

たくさんの柚子を一つ一つ綺麗に洗って、ジャムを作ってくれたヒトの顔、木になってる柚子を採り、運んでくれた顔、風景が浮かぶからこそ、なお、美味しく感じるのかもしれません。
美味しいと感じるその、裏側には、そんな小さなストーリーがたくさん隠れています。

そのときの柚子ジャムに限らず、MAMEHICOの面白エピソードは、まだまだあるんです。笑
そのお話は、またいつの日か。

これから果物が美味しい季節です。
MAMEHICOの本当に美味しいジャムを、どうぞ召し上がれ!

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