動機の交差点

こんにちは。
MAMEHICO東京メンバーの永井宏佳(ひろし)です。

MAMEHICOの活動は多岐に渡りますが、ぼくは、もうかれこれ4年以上、MAMEHICOでお芝居などをやってます。
演劇、ドラマ、ラジオ、ドキュメント、いろいろやりました。
いまは、MAMEHICO銀座で、月に一度「面白RADIO」を収録しています。

これらに参加していると、動機について考える機会が多々あります。
人が何かをするには動機があります。
上達したい。
過去の自分を乗り越えたい。
ただ、みんなと一緒にいたい。
楽しみたい。
誘われたからなんとなく。
多くのものづくりの場では、「目的意識」の名の下に動機の共有が行われます。

ぼくは普段は会社員です。
ぼくの会社では毎日、理念と行動指針の昌和をします。
多くの舞台制作の現場においても、
「お客様を楽しませる」
「俺たちの演劇を追求する」
みたいな目的意識の了解があるように思います。
動機について双方同意を取り合うことは、ものづくりの質を高めます。

しかし、MAMEHICOのものづくりって、ちょっと変わってるんです。
人それぞれ動機が違います。
交差点ですれ違った人たちで、ものづくりをしているのに近いかもしれません。

ただ、「ここってなんかいいところだよね」ってところだけはみんなが思ってる。
ぼくにはぼくの動機があり、あなたにはあなたの動機がある。
そんな世界です。

だから、最高のクオリティのものが、できるわけではありません。
動機のすれ違いにモヤっとすることがあります。
しかし、そのようなふわっとしたコミュニティの中で創られるものは、なんかいいんです。

練習しながら、ケラケラと笑ってる人もいるし、うーんうーんと唸ってる人もいる。
落ち込んでて、今日練習にくるだけで精一杯の人だっている。
雰囲気がそのまま作品に表れます。
そういう場所ってなかなかないのです。

みんながそれぞれの動機を持ち合っている場所。
そうしてるうちにいつの間にか少し、自分の動機も変わっている。

今月のラジオ収録日も近づいてきました。
そして、12月には「面白マイク」という持ち寄り型のオープンマイクのようなイベントをやります。
参加者との交流会もあるので、雰囲気を少しでも感じていただければと思います。
良かったら観に来てくださいね。

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