みなさんこんにちは。
MAMEHICO紫香邸 店長の星野美津子です。
風薫る立夏の日に且坐喫茶(しゃざきっさ)というイベントがありました。
桐生の長老のような方がお茶の先生を紹介してくださり、井川さんとの出会いから企画されました。
「且坐喫茶」とは、「まあ坐ってお茶でも飲みましょう」という意味。
井川さんが食事をつくり、話をして、お茶の先生がお抹茶をたてるという会でした。
立夏にふさわしく、夏が来たなと感じる位暑い日でしたが、今ならでは、この場所ならではの時間を過ごしていただきたい、そう思って朝からお店の前の小川でクレソンと芹を摘みにいきました。
芹もだいぶ伸びて、クレソンは花がいっぱい咲いていました。
いろんな食材を組み合わせた美しいお料理の数々。食べてみるとすごい生命力!
芹とクレソンと柿の若葉、地元の青菜、胡瓜と茗荷、ウルイの白和にはアボカド、海老には西洋山葵とケチャップ。夏のお皿です!
メインは豚の角煮と筍とピーマンで、茶粥と一緒にいただきます。
甘味は最中とかんざらし。
かんざらしは生姜シロップに蜂蜜檸檬のシャーベットがちょこんと乗っていました。
茶会ということで、桐生からだけでなく伊勢崎、前橋、高崎、東京と遠方からも、お着物の方が多くいらっしゃってくださり、和やかな時間でした。
夜の部では、お酒の赤城山を冷やしてお出ししたり、お昼の盛り付けとは少し変えて取り分けていただきました。
甘味は赤城山あんみつ。
お約束の「せーの!パカッ!」と、みんな一緒に蓋をあけるのは日本人のDNAなんでしょうか。
甘味をいただいたら、隣の座布団に移動してお手前の時間です。
お茶の先生の娘さんがお抹茶をたててくださり、そのお茶をMAMEHICOメンバーや当日に来てくださった方々で頂きました。
桐生では自然と文化というテーマでイベントをしたいと以前から思っていましたが、それがひとつ実現した日になりました。
次回の「紫香邸 且坐喫茶」は6月1日を予定しています。テーブル席で気楽なミニ茶会です。
その後は秋と冬にも予定していますので、またお知らせしますね。お楽しみに。