みなさま、こんにちは。
MAMEHICO東京メンバーの坂本智佳子です。
9月から始まったMALではブッキングを担当しています。
今日は私の一押しアーティストのお話をいたしますね。
エトワール★ヨシノという、シャンソニエをご存知でしょうか。
MAMEHICOが出来てから、銀座でも神戸でもいちばん多く歌っているアーティストは、彼女だろうと思います。私は、彼女の全てのライブに参加している、いわば追っかけの一人です。
音楽の世界には数多くのアーティストがいますが、その中でもエトワール★ヨシノは、かーなーりユニークな存在です。本当に唯一無二！
まず、エトワール★ヨシノのライブでは、歌詞カードが配られます。全曲載ってるのでボリューミー！これだけでも、ちょっとした読みものです。なので、お客さんがライブを聞きながら、歌詞を目で追いかけている姿もよく見ます。
昨今、巷に溢れている楽曲は、おしゃれな歌い方すぎて？、歌詞が聞き取りにくいことも、正直私にはよくあります。エトワール★ヨシノの歌い方はクリアなので、歌詞が聞き取りやすいのですが、それでも、あえて歌詞カードを用意しているのは、言霊を大切にしているんだろうなぁと思っています。凝らずに、素直でのびやかな言葉は、歌い方によくあっていて、会場をいつも満たしています。
また、ヨシノの曲の曲調は、耳に馴染みやすく、昭和歌謡だけしか親しめない私でも、すぐに口ずさめるほどの親しみやすさがあります。でも、ライブを見ていると、余裕そうに演奏しているミュージシャンはほぼおらず。みんな必死な感じなので、もしかして結構大変なの？とミュージシャンに聞いてみたら、大変らしいです（笑）。
ヨシノの曲は、作曲は彼女自身ですが、編曲はジャズ出身のピアニストの石川さん。石川さんの編曲によって、飽きない曲調になっているんだろうな、と思います。美しい旋律がいくつも散らばっているし、ライブによって参加する楽器が変わるとアレンジも変わるので、それもまた一興。本当に全く飽きません。
でも、何よりライブで印象的なのは、お客さんの表情、なのかもしれません。世知辛い世の中ですから、能面のような顔をしたお客さんも見かけます。けど、そういった方こそ、ヨシノのライブに参加しているうちに、段々と表情がゆるんでくるのが、本当に興味深いです。笑ったり、泣いたり、歌詞を読んだり、リズムをとったりと、忙しそう。
私は年間数十本のライブを見ていますが、これほどお客さんの表情が変わるライブはありません。なんでだろう？と考えていますが、ひとえにヨシノのライブでは、心がとても揺さぶられるのです。
ヨシノのMCや曲の視点、歌声にも、人間っぽくないといったら語弊がありますが、人知を超えた大自然のような雄大さがあるのです。空や海のように果てしない存在を目の前にして、人生のやるせなさやちっぽけさに気付いて、安心して、喜怒哀楽が出てくるようになる、といったら良いのでしょうか。
ライブに夢中になっていたはずなのに、気づけば、自分と向き合っていて、自分に温かな血が巡っているのに気づく。そんな感じです。
ここまで心揺さぶられるライブはそうそうないと信じています。2024年、ヨシノのライブも神戸で１回、銀座で１回のみ。神戸の「喫茶エトワール」は、マリンバの演奏でのライブです。神戸の会場は、銀座よりも天井も低く狭めなので、ヨシノの歌が、よりダイレクトに伝わってきます。そして、温かい音色でリズミカルなマリンバ、ヨシノの世界観によくあいます。ぜひ一度（といわず何度でも）、参加してみてください。
エトワール★ヨシノ LIVE
2024.11.23
MAMEHICO神戸・御影
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