こんにちは、MAMEHICO神戸・御影スタッフの水野知帆(しほ)です。
MAMEHICOでは、井川さんが喫茶店の女店主「エトワール★ヨシノ」として歌うイベント「喫茶エトワール」を定期的に開催しています。
喫茶店の店主であり、シャンソン歌手でもあるヨシノさんは、自ら作詞作曲した歌を歌うのです。
私はこのイベントにいつもグサグサきてるので、今日はそれについてお伝えします。
まずヨシノさんは、ステージで歌うだけでなく、歌の合間にさまざまな物語を聞かせてくれます。
物語に登場する人たちは、誰にも言えず、心の中にそっとしまい込んでいる悩みがあります。
ヨシノさんによれば、「話を聞いてほしい」と、全国からたくさんの人が相談に集まってくるそうで、それはさながら「令和の駆け込み寺」のようです。
東京でうん十年も「喫茶エトワール」を経営し、多くの困難を乗り越えてきたヨシノさんだからこそ、的確なアドバイスができるんでしょう。
ヨシノさんは、他人の苦労話をユーモアたっぷりに語ったり、時にはしんみりと話したりしてくれますが、いつの間にか、自分も似た経験があったりするので、グサグサきてしまうのです。
「喫茶エトワール」、私にとってはただのライブではなく、心がグサグサする時間なのです。
私も「自分に自信を持って生きたい」という人に言えない悩みを持っていました。
今も持ってますが、いまはこうやって書いたりすることはできるようになりました。
でもつい最近まで、親や友人に相談できなかったほど、自分にとっては深刻な悩みなんです。
MAMEHICO来るまでは周囲に順風満帆に見られていた私ですが、いつも将来への不安がありました。理由ははっきりとしない漠然とした悩みです。それを拭うため、パソコンのスキルを磨いてみたり、世間から褒められることをひたすらやってみました。けれど、スキルも向上しないし、褒められることもなく、焦りと虚しさばかりが残ってしまったのです。
ライブに出かけるといつもヨシノさんは、「自分がやりたいことをやらなきゃダメよ」と私達に語りかけてくれます。だけど、そのやりたいことが私はわかりません、それで困っているのです。
私は、どうしても周りが期待する私でいたい、そう考えるクセがありました。
気がつくと親や友達、先生の言葉や顔色を気にしてしまって、結局「みんなが納得する選択肢」の中からしか考えられないんです。
たとえば、進路を考えるときも、「これなら安心」とか「この道なら失敗しない」と思うものばかり選んでしまいました。
本当は、自分が何をしたいのかもっと自由に考えたいのに、「これで親は喜ぶかな?」って、頭の中で勝手に判断してしまいます。
やりたいことをやってみたいと思っても、「こんなことやったら笑われるかも」とか「そんなこと私ができるわけ無いよね」と考えてしまい、自分の気持ちにブレーキをかけてしまうんです。
そんな私がヨシノさんから「もっと自分の好きなことをやればいいのよ」と言われても、自分の好きが何なのかわからなくなって、グサグサときてしまうのです。
本当にやりたいことだと思っても、失敗したらどうしようとばかり考えてしまったり。
こんな風に考えてしまうクセから抜け出せる日がくるのか不安です。
重症ですが、ひとまず今日を丁寧に生きることというのがヨシノさんからの金言なので、それを胸に今日も頑張っています。
私と同じように悩んでいる人、ヨシノさんの世界によかったら触れてみてください。
きっとグサグサときますけど。私は不思議と嫌な感じがしません。
最初はもちろん怖いですが、慣れればさっぱりしていて心地いいのです。
エトワール★ヨシノの世界観をもっと楽しむコミュニティもできたりして、少しずつファンが増えています。
次は東京での開催ですが、神戸でもヨシノさんを楽しむ集いがあります。
興味がある方は、ぜひ私に声かけてくださいね。