渡辺夫妻にお店を任せた決め手はなんですか?

ー渡辺夫妻にお店を任せることになったのはどうしてですか?

MAMEHICO神戸・御影は渡辺夫婦がやっていて、店長はシゲ、その妻がみゆきさん。

元々はみゆきさんがボクのYouTubeのラジオリスナーで、たまにコメントをくれてた。

ある時、ボクが神戸に行く機会があって、彼女に連絡を取って会う機会があってね。
彼女は、カラオケの先生をやっていて、コロナで生徒さんがいなくなっちゃったと。旦那さんもサラリーマンで、リストラをする役割を担わされて、鬱になって転職したけど、転職先の会社でも理不尽なことを言われ撃沈してると。
彼女は、旦那さんがかわいそうと言うので、あなたが自立しないと彼は会社を辞めたくても辞められないんじゃない?と、言ったら、彼女は目にいっぱい涙を溜めて、「ほんまや‥」と言ったんだよ。
「井川さん、私、どないしたらいいんですか?」と言うんで、とにかく自立することじゃない?と言うと、自分は社会不適合者で社会で働くことができないと言うから、そういうことを自分で決めつけてるなら、何にもできないんじゃない?と言ったところで閉店時間になった。

それから、彼女がその時のはなしを旦那さんにして、自分もいずれはお店がやりたいと言ったら、その時は相手にされず信用してもらえなかった。
根気よく、彼に説得したいというのが彼女にはあって、ある時、ボクらがその彼に会ったら、堅物そうだったけどいい人でね。

ボクがやっていた、いかひこ塾というコミュニティに二人が参加して、毎日作っている晩御飯をSNSの投稿にあげてみたら?と言ったら、まあ、不味そうな晩御飯の写真でね笑。ボクはお店をやる次元じゃないと見限ったんだけど、中には美味しそうですね!とコメントする塾生もいてね。それからも毎日晩御飯を投稿していて、アドバイスのコメントなんかもあり、それを受けてまた投稿するのを繰り返すうち、なぜか妻のみゆきは食べる専門に、シゲちゃんは作る方で張り切って、照明やカメラのレベルも上がっていくのを見ているうちに、この夫婦は二人で協力すれば絶対に店ができると思った。

ボクはそんな二人の、恥ずかしいことも臆することなく、恥を恥とも思わず出す勇気、純粋さ、こういう真っ正直さに惹かれた。

それが、彼らにお店を託している一番の理由です。

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