こんにちは、御影スタッフのシホです。
御影MINIではいろんな食材を販売していますが、珈琲牛乳を販売しているのをご存知でしょうか。
珈琲牛乳のレシピはいたってシンプル。
浅煎りの珈琲豆を挽いてじっくりと抽出した珈琲液に、砂糖で少し甘さを加え、そこに冷たい牛乳を注ぎ入れています。
それぞれの素材の味を感じられるだけでなく、今は懐かしい牛乳瓶で飲むことで、なんだかノスタルジックな気持ちになれちゃう、そんな一品です。
注文が入ってから作り始めるので、少々お時間を頂きますが、棚に並んでいる商品を見たり、スタッフとのおしゃべりを楽しみながらお待ちください。
今ではすっかり店内に馴染んだ珈琲牛乳ですが、最初、牛乳瓶を見た時に、私が真っ先に思い浮かんだのが町場の銭湯で、「なんで物販スペースで珈琲牛乳?」と、面白いけれど、不思議な気持ちになりました。
調べてみると明治・大正の頃にはミルクホールという、喫茶店の前身ともいえる簡易な店では、こういった珈琲牛乳など手軽なものを学生さんをメインに売っていたそう。
当時のいわゆるカフェーだと洋食も出てアルコールも出て、どちらかというと社交色が強い場でしたが、ミルクホールはそれと比べると素朴でシンプル。
だからこそ、そこはお客さん同士や店で働くスタッフとの対話を気軽に楽しむ場としても自然に機能していったようです。
時代とともにミルクホールは喫茶店に姿を変え、もはや、記録でもってしかその存在を窺い知ることはできないのですが、MINIに立っていると、きっとそこには暖かな空気が流れていたんだろうなあと想像しています。
令和の今に、ぜひ一本。お試しくださいね。