ー以前、MAMEHICOのメニューで時間帯によって値段が違うことがありましたがそれはどういう経緯での試みですか?
また、やることはありますか?
MAMEHICOはかつて、午前中は値段が安くて、お昼すぎのピークタイムに値段が上がるという時間帯によって値段が大きく違っていました。
千歳でハタケをやっていた時、朝8時から作業をしたくて、買い物をしたいけど大きいスーパーだけはやってるけど地元のスーパーは朝10時からしかやってなくて、結局大手のスーパーに行ってた経験がある。いろんなヒトがいろんな時間帯で働いているので、カフェも朝の8時から夜11時までやってるとその時間帯にだけくるヒトがいる。お店の周辺で働いているヒトのリズムに合わせてカフェというのはあるので、朝の時間帯から夜の時間帯までやっている時はさまざまなお客さんがいました。でも、お店は圧倒的にお昼から夕方の4時くらいが混むので、その時間帯にはいつもお客さんが入れないとか、その時間帯めがけてスタッフを厚めにするなど非常にバランスが悪かった。
なのでお客さんが来ない時間帯には、安くしたりしてお客さんを分散させたいなというのがありました。
実際、飛行機やホテルは時間帯によって値段が違うというサービスをしている。カフェだけが朝から夜まで一律でやるのはどうなのか?と思って時間帯によって値段を変えてみました。
やってみて、朝の時間帯が安いからと行ってお昼に来ていたお客さんが朝来ることはないし、夜くるヒトが朝来ることはないことに気づいたんだよね。
安いからと言って、そのヒトの生活リズムを大きく変えることはできない。なので今は時間帯によって値段を変えることはやっていないし、これからも多分、そこまで大胆なやり方はしないと思います。