ー新しい場所にお店を開業する時の決断の決め手はなんでしょうか？
ボク自信驚いていることに、立て続けにあちこちでお店を開店している。
それぞれに出店する経緯があって、どれも偶然が重なってできたものばかり。
そもそも渋谷のお店を閉める時、もう東京ではお店は難しいと、カフェを廃業することも考えたけど、ずっとついてきてくれたスタッフ、お客さんもいたから、店を閉めるのではなくて、どういう形で継続させるかを考えた。
たまたま、エトワール★ヨシノのライブをやる中で、銀座のライブハウスと知り合うことがあり、オーナーの女性からMAMEHICOをここでやらないか？と声をかけてもらったことが銀座店をやるきっかけ。
神戸は、ボクのラジオを聞いていた女性が関西でお店を夫婦でやりたいと声をかけてもらったことから神戸の御影で一緒にやることが決まり、今やっている。
群馬の桐生はお客さんと「ノッテビアンカ」という連続ドラマを撮って、その時関わっていたヒトからロケ先に古い民家があるんだけ使わないか？と言われたのが今の紫香邸。
桐生の説明会を前橋でやった時、たまたま、カフェを実家がある場所でやりたいというヒトが来ていて、手伝って欲しいというのが、空水茶屋のオープンにつながっている。
福岡は、長年のお客さんでありいろんなイベントを一緒にやってきたヒトから声をかけてもらったことがきっかけ。
クルミドコーヒーも彼との出会いがあったから。
どれもこれもお店をやろうと決断するのは一にも二にもヒト。
きっかけになるのはお金でも上手いはなしでもなくて、そのヒトに強い想いがあるかどうか？ボクはその想いを形にすることはできると思ってる。
そのヒトがどんな想いを持っているのかがボクにとっては一番大事なことだし、スキルがなくてもその想いがあればなんらかの形で発芽し、やがて花をつけ、実になるのではないかと信じています。
