ーお金がないとお店が潰れますよね？
カフェを作ろうと思った時に、古代から続く商売をやった方が良いと何かで読んだので、飲食店は昔からある商売の一つでなかなか潰れないだろうと思ってはじめた。
実際日本中カフェだらけという状況は今までにないことで、日本は30年ずっと不景気で、経営も大変で、どうやっても利益を出すのは難しいなと思う。
お金のことだけ考えたら大変な商売だと胸を張って言える。
ただ、お金があるのと店が潰れないというのは別で、黒字倒産という言葉もあるように、仕入れたものがお金に変わるまでの時間が長いものは経営としては難しい。例えば、1億で仕入れたものが2億の現金に変わるとしても、3年から10年かかるのは、その間とても大変。
その点、飲食店は朝仕入れたものが昼には現金に変わるわけで、在庫も少ないし、お客さんさえ来てくれれば案外潰れにくい商売だと言える。
カフェは3年持たずに潰れる店が多いけど、それはお金がないということではないと思う。
1つは毎日同じことの繰り返しで、気持ちが滅入る。その割には大した利益にはならない。軽い気持ちで始めるヒトが多いんだと思う。
それと、人間関係。
スタッフ間、お客さんとのコミュニケーション不足。チェーン店以上の特色を出す、大きい会社には出来ないようなスタッフの体制、お客さんとの関係まで到達しないというお店が大半で、結果的にはお客さんが離れて、お店が潰れるということなんじゃないかなと思います。
なので側からはお客さんが来なくてお金がないからお店が潰れたと見えるけど、実際は始めた人の認識の甘さ、人間関係の不和が原因なんじゃないかとボクは思います。
