MAMEHICOアップルパイが誕生するまで

こんにちは!MAMEHICOスタッフの飯塚友美です。
新メニューのアップルパイ、みなさんもうお召し上がりいただきましたでしょうか。

MAMEHICOでは毎年、秋が深まる頃から「焼き林檎」を定番メニューとしてやってきました。
ですが、ここ数年、林檎の不作が続いており、「焼き林檎に適した林檎」を、安定的に手に入れることが難しくなってきていました。
そんな今年の初秋に、MAMEHICO代表の井川さん。
「焼き林檎は長く続かないだろうから、今年の秋は、新しいメニューを考えよう!」と、私たちスタッフに声がかかりました。

さて、新しい秋のメニュー、何にしましょうか?
今年は、10月に入っても、暑い日が続いており、「焼き菓子なんて売れるのかしら?」という議論もあり…。
そこで、新メニューの案として持ち上がったのが、「林檎のパンナコッタ」でした。

夕焼けのように綺麗なピンク色に染めた、林檎のコンポート。それを、ゆるいゼリーのようにする。
それから、ふわふわの雲のように口溶けがよく、空気を含んだパンナコッタ。
そのピンクと白を、グラスに、なんとも美しく配置する。ピンクと白を、ふわっと、混ぜながらいただく。
「今までに見たことのないデザートを作りたい!!!夕焼けのように美しくて、空に浮かぶ雲のように、面白いデザートを作ろう…!!!」と、井川さん。

私たちスタッフも意気込んで、試作が始まりました!
が、しかし…!!!
何度も何度も試作を重ねるものの…、なかなか…思うようにいかない…。
美しく盛り付けようと思っても、どうも、美しくならないのです…!

ついに、試作締め切りの日の夜。最後の最後の試作。
「もうこれで決めるぞ!」と、井川さんも本気モードで、試作に取り掛かりました…!
が…、しかし!や…やっぱり、ダメだ…!!!
もう今日のうちに決めなくちゃ、間に合わない。という、ギリギリのところまで来て…。
「ナンテコッタ!!!」
林檎のパンナコッタは、辞めることにしました。

そして、その日に終わるはずだった試作。
ここへ来て、1から、考え直すことになりました。
レシピ本を読み漁る井川さんが一言…。
「やっぱり、林檎はさ、煮るより、焼いた方がいいんじゃないの?」
「やっぱり、林檎と言えば、アップルパイなんじゃないの!?」

!!!!!!!!

見たこともないデザートを作ろうとしていたはずが、なんとも、とてつもなく、ありきたりな結論に至りました…(笑)!!!
「ナンテコッタ!!!まさかの、アップルパイ!!!笑」
スタッフ一同、笑い転げて、その日の試作はお終い。翌日に持ち越されました。

と、言うことで…!
今年の新メニュー「MAMEHICOアップルパイ」。
定評のある、マメヒコの地粉のパイ生地を使い、キャラメリゼした林檎と、ラム酒の薫るクレームダマンドを中に挟みました。
こんがり焼かれた、ザクっとした食感のパイ生地。
ゴロリ、と大きくカットされ、酸味の効いた林檎をぎっしり。
ザ、王道のアップルパイです。
こちらの試作は、すんなりと行きまして。
自分たちで褒めるのもなんですが、とっても美味しいです。笑
試作のエピソードとともに、クリスマスツリーの下で、頬張ってみてくださいね。

そうそう、アップルパイと言えば。
毎月配信されている、井川さん作・演出の「面白RADIO」。
12月のテーマは「アップルパイ」です。
いろんな角度から「アップルパイ」に切り込みます。
雑学いっぱい。勉強になるけど、なんだか笑っちゃう。
一度聴いた人は、癖になるRADIOです。
井川さんのyoutubeにて配信中。
そちらも、どうぞ、お楽しみに…!

 

11月の面白RADIOはこちら。
12月の更新もお楽しみにお待ちください。