縁の下の力持ち

こんにちは。
MAMEHICO編集部の坂本智佳子です。

今や全店で、ポットでドリンクをお出しするようになって、欠かせない存在になっているのが「トレー」です。
MAMEHICOでは、このトレーの上に、ポットとカップとソーサーを載せて、お客さんの元にお持ちしています。

なかなか目立たない存在ですが、これぞ縁の下の力持ち!
私は、使うたびに、よく考えられてるなぁ〜と惚れ惚れしてしまうお気に入りです。

トレーは目立たないから、何でも良いってわけではないのです。
角があったり、持ちにくかったり、何となく安っぽかったり…。

ここだけの話、御影店のプレオープン時には、今のトレーを見つけられていなかったので、ぜーんぶ買い替えたのです。苦笑
プレオープン時のトレーも、悪くはなかったのですが、今のほうが、断然良くなったのです。本当に魅力的。

MAMEHICOで使っているトレーは、国産の楢で作られたもの。
指物職人と呼ばれる職人の手で、楢のパーツに切れ込みを入れ、楢の板を“指”しこみ、トレーに仕上がっています。
なので、釘は1本も使われていません。

そして、トレーをよく見ると、すべて絶妙に曲線です。
側面の丸みは、指が入る隙間があるので、すっと持ち上げられる。
底は、わずかに高台が作られているので、机にぴたっとつかなくて動かしやすい。
何より、手によく馴染むので、心地よいのです。

お手入れが大変なのではと思われますが、そんなことはありません。
するっと汚れが綺麗に落ちるので、メンテナンスも手間要らず。
これが、輪じみのつきやすい無垢だったら、とっくに、めげているでしょう…。笑

実用の美、とでも呼べば良いのでしょうか。
トレーの設計から仕上げまで、一貫した職人仕事だなぁ、と感じるのです。

ー 実用的だけど、美しくない。
ー 美しいけど、実用的ではない。
でも、「実用」と「美」が両立してて、とても心地よいのです。

MAMEHICOへいらしたら、お茶をしながら、トレーも愛でてみてくださいね!

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