チラシのデザインで気をつけていることはなんですか?

ーチラシのデザインで気をつけていることはなんですか?

MAMEHICOにある店内のポスター、チラシのデザイン、絵は全てボクがやっています。

デザインで気をつけていることは、長い経験の中で、食べ物の写真をポスターにしてもお客さんにはあまり響かないというセオリーがあって、絵になった方がその商品については売れる。

写真は、印象に残らないのかな。

例えば、お店の前にアクリル板があって、そこにスタッフの謎の絵が描いてあったりするんだけど(笑)、全然上手ではないけど、その絵を見て注文してくれたりとか、やっぱり効果あってね。

絵が上手とかではなくて、ポップというのはキャッチーで目を引くのが大事なんじゃないかと思う。

なので、ポスターやチラシは多少ポップで目をひくデザインにしなくちゃなとは思ってるけど、ボクもええかっこしいな所があるので、目を引くという所に振り切れない自分がいて、ちょっと小洒落て見せてるといういやらしさがボクの中の弱さとして残っている。

ー紙質もいつもおんなじですよね?

紙質は、大体アラべールのスノーホワイト。
これは、紙の中でもざらついた画用紙のようなタイプの紙。触ると質感がいい。

上質紙、マットコート、コート紙の方がずっと値段は安いんだけど、持ったときの質感が大事なので、ここぞというチラシの時はアラべールにしています。
因みに、今うちで働いているスタッフの子は高校生の時に、ボクの作ったアラベールのチラシを手に取った時に、数多ある他所のチラシとちがって、「私の手に何か訴えかけてくるものがある!MAMEHICOで働きたい。」と名乗りをあげ、挙句に大学を辞めることになって、今うちにいる(笑)

あの時、アラベールの紙でチラシを作っていなかったら、たぶん、彼女は大学を卒業していたと思うよ。

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