MAMEHICOメンバーの遠藤です。
MAMEHICO紫香邸イベントの桐生遠足に参加してきました。
参加動機は、最近「身体を使い足りていない」と思っていたので、庭づくりのイベントはまさに!という感じでした。
普段仕事や生活をしていても、使うのはつい頭と指先手先が先行してしまって、身体を使っているという感覚が薄い。
便利な世の中なので、べつにそんなに使わなくても生きられてしまうし、文明が発展してきたのでしょうが、使えるはずなのに使わないでいると、本来なら動くものも動かせなくなるし、体力気力への自信もなくなり、なんだか思考も固くなり偏ってきてバランスが悪いなと、最近じわじわと感じていました。
そんな経緯で参加した庭づくり。
午前はさまざまな作業を分担しながら、ネコ(一輪車)でごろごろと大きな石を運んだり、熊手を使って鎌や草刈機で刈られた草を集めたり、のこぎりで余分な竹を切ったり、耕運機で裏庭の土を起こしたりした後、午後は大きい方の庭へ移り、土起こし。
私は耕運機の入りにくそうな畑の縁の方の土をスコップを使いながら無心で掘り起こしていましたが、そのときにふと「身体が欲していた感覚はこれだ!」と感じました。
スコップを地面に差し込み、土を起こす。
すると竹や笹、その他、何かわからない植物の太い根に当たり、土の中をどのように通っているのか探り、また掘り、取り除く。
スコップがカツン、と何かに当たったらそこに石やレンガが埋まっているので、掘り起こして、また取り除く。
単調ですが見えない土の中を探りながらの作業が面白く、やった分だけ目に見えてきれいになっていくのも気持ちがよくて、夏のような日差しの中、汗を流しながら時が経つのも忘れるほどでした。
最後に腐葉土を混ぜて、ほぐれた土の上を歩くとふかふかで気持ちよかったです。
(祖父が農家だったり、前職ではご縁あって、人生の身近なところに畑があったのですが、祖父が亡くなり転職もした現在は遠ざかってしまっていて、やわらかな土の感そのものを求めていたみたいです)
終わったあと、普段あまり力を込めて使っていない手はところどころ皮が剥けたり、翌日はきっちり腰や太もも、腕に筋肉痛が出たりはしましたが、次の日にはスッキリ痛みもなく治り、果敢に半袖で挑んだものの肌もかぶれず、この身体、まだまだ力を秘めてるぞと、自信も少し取り戻せました。
綺麗になったお庭も、すぐにまた雑草だらけになるそうですが、また機会があれば参加したいと思っています。