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触れて、わかること

草ヶ谷 美香 2026年4月17日 空間を整える #神戸 #銀座

みなさん、こんにちは。MAMEHICO東京スタッフの草ヶ谷美香です。

お店で過ごす時間のなかで、気づかないうちに長く触れているものがあります。
それが、「椅子」です。
御影店と銀座店の椅子は、長崎の家具屋さんにお願いして作っていただいたもの。

家具屋さんと一口に言ってしまいましたが、実はそこは、長崎の港町で長らく船内で使われる家具を作ってこられた工房です。
普通の家の中よりも過酷な「航海」という環境にさらされる家具を、長きにわたって手がけてこられました。
その経験から、デザイン性に加えて、丈夫で扱いやすいことに重きを置いて、テーブルや椅子が設計されています。

ぱっと見ただけではわかりにくいところに、そうしたこだわりがあります。
いわゆる業務用ではないデザインでありながら、スタッキングができる設計になっていたり。
成長が早いセンダンという木材を使うことで、しっかりとした木目で重厚感がありながら、実は軽くて持ち運びやすい、という特徴もあります。

(ちなみに、センダンという木にあまり馴染みのない方も多いかもしれませんが…、群馬の紫香邸の庭にどーんとそびえ立つ、大きな木がまさにセンダンです。行かれた方は、ぜひ見てみてくださいね)

カフェとしての顔、イベント会場としての顔。
どちらもを持つ新しい形のMAMEHICOとしてオープンすることを決めていて、度々のレイアウト変更にも耐えうる丈夫さと、扱いやすさが求められていました。

そんな2店舗には、この工房の椅子がきっと合う。
そう考えて、井川さんがその機能性とデザインのバランスの良さに惚れ込み、お願いすることを決めました。
それからすぐに長崎の工房へ、井川さんとスタッフ数名で伺い、どんな椅子にするか、実際に見て触れて選んできたのです。

2022年9月。
2店舗がほぼ同時オープンだったため、必要となった椅子の数は60脚ほど。
1脚ずつ手作りしていただくため、注文から完成まで数ヶ月かかり、実はお店のオープンには間に合いませんでした…!

そこで銀座店では、もともとその場所で使われていたコンサートホールの椅子を。
御影店では、なんとレンタルのパイプ椅子を使って、長崎から椅子が届くまでの数ヶ月をしのいでいたのです。笑
店内にパイプ椅子を並べたときは、「こんなカフェある!?」と自分たちでも思わず笑ってしまいましたが、それも今ではいい思い出です。

完成した椅子が届いたときには、親しいお客さんたちも喜んでお手伝いに名乗りを挙げてくださり、みんなで大型トラックから荷下ろしをして、店内へ運び込みました。
大きな段ボールを一つずつ開けて、緩衝材を外していく時間。
椅子が並び、「これでようやくお店が完成したね」と感慨深く眺めたあの夜も、懐かしく思い出されます。

やわらかな木の質感と、ほどよいクッション性のあるファブリックの座面。
店内で過ごす時間に欠かせない「椅子」も、MAMEHICOらしい風景をつくりながら、今日も静かにみなさんのお越しをお待ちしています。

次に座るとき、少しだけ気にして触れてみていただけたら嬉しいです。

詳しくはこちら
MAMEHICOは今年で21周年。
少しずつ手を入れながら、
続いてきた時間があります。
その一端を、感じていただけたらうれしいです。
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