勤労感謝の日にタダヒコ@東京・銀座

みなさま、こんにちは。
MAMEHICOスタッフの草ヶ谷美香です。

いよいよ明日11/23、勤労感謝の日。
MAMEHICO銀座にて、タダヒコが開催されます。

タダヒコとは、その日1日限り、MAMEHICOのメニューが全て0円!
そして、その日1日はスタッフのお給料も0円!
(マメヒコで働いてみたいという方をお客さんの中から募り、1日スタッフとなっていただくのです)
…という大胆なイベント。

このタダヒコ、実は、MAMEHICOがオープンして間もない頃から、MAMEHICO代表の井川さんの頭の中で構想が練られていた企画でした。

お金をかけて求人広告を出し、採用したスタッフにお給料を払って働いてもらう。
その中で、辞めていくスタッフの多いこと、多いこと…。
こういうことってMAMEHICOに限った話ではなく、あちこちで見られることなんじゃないかと思います。

そんな中、MAMEHICOにはなんとも有難いことに、お手伝いをしてくださる方がたくさんいるんです。
そんな方々の支えがあったからこそ、今日までお店を続けてこられた、と言っても過言ではありません。
たいてい、それは親しくなったお客さんで、
「手が足りないなら、私にできることなら手伝うよ」という感じで、お手伝いしてくださるのです。

たとえば。
檸檬ケーキの時期になると、レモンカスタードクリームを作るために、たくさんのレモン汁が必要になります。
そのレモン汁は、すべて自分たちで手搾りしています。
しかし、カフェ営業の合間で用意することが難しいときもあります。
そんなときに、レモン搾りします!とお手伝いに来てくださる方がいたり。

新しいお店を作るときに自分たちでできることは自分たちで行なっています。
床に塗料を塗ったり、壁に和紙を貼ったりする作業があると、行きます!とお手伝いに来てくれる方がいたり。

そういう方々は、
「日常と違う体験ができること」、
「普段と違う人たちと関わること」、
「自分がやれることでありがとうと言われること」が
嬉しい、楽しいと、関わってくださるのです!

そして、その労働に対するお金のやり取りがなくても(いや、ないからこそ…?)、継続して関わってくださる方が多いんですね。
お金を払っていても辞めていく人がいると思えば、お金の関係性がなくても楽しそうに働き続けるという人もいる。

そんなMAMEHICOの中でのたくさんの人との様々な関わり方の中で、「働く」って一体何だろう…?、
人にとっての「価値」とは何なんだろう…?と考えるようになりました。
そんな着想から生まれたのが、「スタッフもタダ、お客さんもタダ」のタダヒコなのです。
あえてお金のやりとりがない形にする中で、「働くこと」「お金のこと」を考えるきっかけになるのではないか?と。

約10年の構想期間を経て、初めてタダヒコが開催されたのが2016年。
そこから2017年、2018年、と毎年、勤労感謝の日に渋谷にあったカフエマメヒコでタダヒコの開催を続けました。
コロナ禍でしばらく開催をお休みしていましたが、今年久々の開催を決めました。

当日働くスタッフ役の募集は終わっていますが、お客さん役として、ぜひこの不思議な体験をしにいらしてください。

2024.11.23
タダヒコ2024
MAMEHICO東京・銀座にて
ご予約はこちらからどうぞ

SHARE:

関連記事

RELATED POSTS