雪のなかの稲荷寿司

MAMEHICOメンバーのるるです。

午後から雪になるという天気予報の日に、空水茶屋さんに参りました。
私と、娘二人と、娘たちとも親しい埼玉の友人と。
お庭で小さなレモンの木が、そして店主・島田さんが出迎えてくださいました。

ほうじ茶をいただき、美味しい稲荷寿司と豚汁、餡蜜のいちご乗せを愉しみました。
美しい黒豆は MAMEHICO のレシピで炊かれているそうで、いずれ、空水茶屋さんの田畑で豆類やお米を育てお店に出されるとのこと。

島田さんが活動されている、親子の不耕起農法体験スクール「ソラシドコミュニティ」。
その「ソラシド」という名前の由来を聞きたかった私。
島田さんは、島田さんの会社の名が「タイヨー社」であることと、「ソラシド」とは「空(ソラ)・水( シ)・土(ド)」であると教えてくださいました。

空水茶屋は明るい色合いの木で造られていますが、窓から、予報通り雪が降りはじめたのが見えました。
島田さんから、この土地は、青梅の御嶽神社と秩父の三峯神社から地下水脈が流れて来ていること、その水が湧水として出ていることを教えてくださいました。

私たち女子四人は、いつの間にか湧水探しに立ち上がっておりました。
傘を不持参な娘たちに、島田さんは傘を貸してくださいました。

一度お会計を済ませ、大きい荷物は置かせていただき、島田さんから道を聞いて、女子四人、雪がもっさもっさと降る中、神社に、そしてお寺に、湧水に。
「14°c だからあたたかく感じるはずですよ」と教えられた通り、湧水は、あたたかでした。
そして、いずれ茶屋の作物がなるであろう田畑を目にして茶屋に戻りました。

島田さんにまた迎え入れていただき、今度はチャイや、富士山餡蜜、ぜんざいなどをいただく私たち。ゆったりと過ごさせてもらい、窓には雪景色で、小旅行に来ているようでした。

帰りには島田さんがタクシーを手配してくださり、スタッフの方々ともご挨拶をしてお店を旅立ちました。

空水茶屋は、あたたかい民宿のようでもあり、おもてなしの心あふれる美しい旅館やホテルのようでもあり、すっかり居心地の良い一日を過ごさせていただきました。

上からは雪、下には地下水、体の中に美味しいもの。
古の昔から先祖代々伝えられた知恵と、太陽と、空と、水と、土に感謝し、愛し合い、愛を次の世代にも繋げようとされている情熱を島田さんとスタッフさんに感じました。

天候、神社、お寺、水、田圃、畑、茶屋。自然と神々と人々の対話の里=「空水茶屋」です。

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