第二の実家のMAMEHICO

こんにちは。MAMEHICO東京メンバーの酒井聡里です。

みなさんはカフェに何を求めますか?
美味しさ、コスパ、長時間静かに勉強できる、インスタ映え…、いろんな要素があると思います。
私もその日のニーズに応じてカフェを選びます。
しかし、MAMEHICOにはこれらの要素がありません。

いや、美味しさはある。とっても美味しい。でも美味しいカフェは他にもたくさんあります。
値段は若者の財布にはすこし厳しいし、静かに本を読みたいなと思って行ったら、いろんな人が集まって盛大にイベントやってました、みたいな時もある。
インスタ映えについては、ここまで映えと逆方向を行っているお店はないのでは?というくらいに映えません。笑

でも、私はMAMEHICOに行きます。なぜだろう。
それはきっとMAMEHICOに“ぬくもり”を感じているからだろう、と思います。
入店したら「わぁーさとりんだぁ!」と言ってくれるスタッフがいることにホッとします。
一人上京してきて、日々色んな仮面をつけて戦って、MAMEHICOはそんな私を包み込んでくれる第二の実家なんです。

MAMEHICOで注文したものが出てきたとき、何とも言えない愛おしい気持ちになることがあります。
今日は誰が作ってくれたんだろうって。
私はMAMEHICOに足を運ぶようになるまで、カフェの店員さんにほとんど興味がなく、まぁみんな料理が好きか得意だからここで働いているんだろう、くらいに思っていました。

でもMAMEHICOのイベントなどで「あのスタッフのAちゃんはどうしようもない子でね、最初は震えて水もろくに出せなかったんだよ」とか「もうスタッフのBちゃんも料理は全然できないわ、人がつくったドリンクはこぼすわ、大変よぉ!」という話を聞きました。
あれっ、なんだか思っていたのと違う。
偶然ここで働くことになって、できなくて悪戦苦闘して、役割を全うしようと頑張って、それでようやく今があるんだ、と。
今日だって頑張って作ってくれたんだ、と。

そんな話を聞いていると自身の母と重なります。
子どものころはお母さんがごはんを作ってくれて当たり前、お母さんは料理ができるんだ、と思っていたんですが、自分が社会人になって、できない料理をするようになって初めて気づいたんです。

母だって最初は料理できなかった、料理が好きでもなかった、作りたくもなかったかもしれない、でもある日母になって、今日から私は母親として料理を作るんだと心に決めて、作って作って今があるんだ…。
そうやって形成されていった母の味。
どんなミシュランのお店の味よりも母の味に温かみを感じる、母の味がいい。
その母の味のようなものをMAMEHICOに感じるんです。
ほかのカフェも美味しくても、やっぱりAちゃんやBちゃんや、どうしようもなかったスタッフを育てあげた店長の味が食べたいって。

MAMEHICOの面白さや愛おしさは、こういったスタッフ一人ひとりのストーリーが知れることや、自分の居場所ができることにあると思います。
そのために、たくさんイベントに参加したり、足しげく通いつめたり、無理にたくさん話さなきゃ、としなくて大丈夫。
私もとっても人見知りですが、ふと気づくとMAMEHICOが第二の実家になっていました。
色んな方を包み込んでくれますので、気になる方はぜひMAMEHICOに足を運んでください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

SHARE:

関連記事

RELATED POSTS