ーオープン当初から変わらないことはなんですか?
珈琲豆は札幌の菊地珈琲さんのものをオープン当初からずっと使っています。これは変わらないね。
他に変わらないことがあるとすれば、理念。
理念とは、フェイクなものは使わないこと。
ガラスみたいなプラスチックとか、石みたいなプラスチックとかね。プラスチックを使わないということではないんだけどね。
バターみたいなマーガリンとか、そういう、「みたいな」というのが嫌だなというね。
木なら木、鉄なら鉄を使うようにしていて、生クリームなら生クリームを使う。
世の中には、醤油みたいな醤油じゃないものとか、味噌みたいな味噌、フェイクのようなものが科学技術、進歩ということになっていて、それをやり出すとなんでもアリになっちゃうんじゃないかなと思うからやめてる。
開店当初は豆のメニューだけで食べるものがないと言われたこともあったけど、さすがに煮豆一本は厳しいとなって、カカオ豆でチョコ解禁、バニラビーンズなら良いとなってプリン解禁、そのうち、豆まめしく作ったとかでパウンドケーキも解禁とか笑。
豆にこだわるのは辞めたということがあるけど、黒豆寒天はオープン当初から変わらないね。
そもそもこのメニューはボクの発明品で普通は豆寒は赤えんどう豆で作るのがほとんど。
黒豆の煮たものと寒天の黒豆寒天にしたらいいんじゃない?ということで、やってるのはうちだけだよね。
浅草で有名な店があるけど、なんでMAMEHICOの黒豆寒天は流行らないんだろう?
むしろボクからの質問です。教えてください。