長い目で視て考える

こんにちは、御影スタッフのシホです。

御影店で働き出して、半年が経ちました。
半年も経つと、初めはお店に立ち続けるのもやっとだったところが、色々と出来ることが増えてきました。
自分も変化する一方、世間の方もどんどんと変化していきます。
それに合わせてお店もどんどんと変化していきます。

例えば、珈琲豆の値段も上がりました。
それに合わせてお店の珈琲の値段も上がりました。
そうすると、自分に何が起こったか。
一つの失敗に対する感じ方が違うのです。

お店では珈琲豆に合わせた挽き方をしているのですが、深煎豆の挽き目ではなく、浅煎豆の挽き目でやってしまったら、それは使えないので捨てます。
今までは、お客さんに珈琲を出す時間が遅くなってしまった、と感じていたところが、それだけでなく、お店の経営を圧迫させているんだと感じるようになりました。

どんな失敗でも、「これは神様からの試練だ!」と意味づけをしながら乗り越えていましたが、失敗すればするだけ方々に迷惑をかけると思うと、勢いだけでは乗り越えられなくなってきます。
もう乗り越えたと思った同じミスならば、尚更です。

つい先日、井川さんから、「べき乗の法則」のお話を聞く機会がありました。
上達は比例、つまり練習すればするほど上手くなるのではなく、10回練習して上達を感じれば、次の上達を感じるのは100回目、次は10000回目と、べき乗で上手くなっていくというものです。

なるほど、簡単には上手くならないんだ。
何事にも時間がかかるんだと、その程度に聞いていましたが、改めて話を聞いて、自分でもべき乗則というものを調べてみました。

上達の過程には、必ずスランプが訪れる。
スランプというと、停滞しているようにも感じますが、そうではありません。
むしろやればやるほど、下手になっているというのです。
そして、それは予測不能であり、かつ、そこに意味なんかない。
けれど、べき乗の法則にしたがって、長い目で視てやり続ければ必ず上手くなる。
逆に、これは違うんじゃないかと、やり続けたことをやめてしまっては、上達する未来はない、と書いてありました。

そして、井川さんは、だから何をやるか、誰とやるかが、大切になるんだよと、話してくれました。
MAMEHICOの大切にしている10のことに、「長い目で視て考える」という項目があります。
目先の利益に一喜一憂せず、先々のことを考えて行動することが大切と書かれています。
それを実際にやってみると、目先の出来事に一喜一憂してばかりの自分が、浮き彫りになりました。
やると決めたのならば。
どうしてどうしてと、無い意味を探して時間を無駄にしない。
MAMEHICOでやると決めたのだから、やる。
与えられた役割が未来に繋がっていると、神様じゃなくて、自分を信じて、やる。
どんな時でも、やるしかないのだと、そう思った半年です。

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