銀座はモーニングと予約制ランチ

三茶と神戸は春メニューになりました

メンバーシップ
 
ホームブログメンバーシップ › ゆるやかにつながる時間

ゆるやかにつながる時間

護得久 えみ子 2026年4月14日 メンバーシップ #三軒茶屋

こんにちは。MAMEHICO東京メンバーの護得久えみ子です。

1月のある日のこと。三軒茶屋店のグループチャットに、机磨きのお手伝い募集が出ていました。
台所仕事には自信がありませんが、これならできるかもと思い、初めてお手伝いに参加することにしました。

作業の開始から少し遅れてお店に着くと、中は普段と様変わりしていました。
椅子が一か所に寄せられ、工具の音がして、まさに作業中!
おぉ…と気をのまれていると、にこにこと迎えてもらい、そのままソファー席の机磨きに入れてもらうことになりました。

1枚板のテーブルはオイル仕上げになっているので、いまの表面のオイル部分を取り、新しく塗り直す。そのために、まず表面を削る。
ということで紙やすりを渡され、他のメンバーさんが作業しているところに加わりました。

わたしの紙やすり経験は、小学校の図工の時間くらいしかありません。
そのときは、木切れをさっとこすった程度でしたが、渡された紙やすりはもっと目の粗いもので、しかも、かけるときも、もっと力を入れなくてはなりません。(グッグッ、とか、グイグイ、くらい)

はじめは、おっかなびっくりでした。
大事なテーブルに傷を残したら…と思うと、なかなか力も入れられません。
それでも、見よう見まねでやすりをかけていきました。
ある程度削ったら、もう少し目の細かい紙やすりに持ち替えて、作業を進めます。

もう、これでいいんじゃない?と思い始めたころ、スタッフのともさんが進捗を確かめに来てくれました。
テーブルをさわって、「ここ!もうちょっとがんばりましょうー」とにこやかに言ってくれるのですが、さわると確かに違うのです。
そのうち、自分でも手ざわりの違いが感じ取れるようになってきました。
なかなかOKは出なかったのですが、木はちゃんと自己主張をしているんだ、というのは驚きでした。

お昼ごはんのあとは、窓に面した高いテーブルを、他のメンバーさんと2人で削りました。
そのころには、だんだん木の言いたいことを受け止められるようになってきて、ぐっとおもしろくなりました。
削り始めは、あまり主張をしてきません。しばらく削ると、ようやく「本音」を言い出すのです。

どうしたらいいのかとまどう前に、木に訊ねればいい。
木はわたしよりずっと度量が大きいから、多少のことは受け止めてくれるだろう。
そんな気持ちで、テーブルと対話するみたいにやすりをかけるうち、大胆に力を込められるようにもなりました。

残念ながら、早めに失礼してしまったので、仕上がりは見届けられませんでした。
でもわたしは、「こんどは、もっとうまくやれる!」というちょっとした自信とともに、ほくほくとお店をあとにしたのでした。

思い返すと、あんなにリラックスして作業できたのは、不思議なことでした。
それはきっと、スタッフのみなさんやメンバーさんが醸し出す、人と人のつながりがあったからだと思います。
お店の中はいつもどおり、あたたかな空気で満ちていました。

だから、ためらいなく自分自身として輪に加われたのだと思います。
その証拠にわたしは、みんなで囲んだお昼ごはんの大皿の玄米おむすびを、おかわりしました。
いつもなら、新参者は遠慮すべきだよな…と控えるのですが、この人たちなら大丈夫だと感じたからです。
そして、おむすびは、ものすごくおいしかった!

参加させていただき、どうもありがとうございました。

メンバーシップについて
MAMEHICOには、
無料でご登録いただける「メンバー」と、
この場所をそっと支えてくださる
有料の「おうえんメンバー」
という仕組みがあります。
SHARE X f L
ログインしてください
*
*